年末でほとんどのところが仕事終わってますが、今日も僕は一生懸命朝からビジネスパートナーと電話。
年末なのでゆっくりっていう感覚は僕には無くて、2018年何すっかという話もしてたんですけど、むしろ相方が結構投資でやっちゃっててその相談に乗ってました。
そういう時に僕はたった一言。
「やっぱり自分が決めたルールは守らないとね。」
これ、投資でもビジネスでも一緒なんですけど、ルールって意外と守るのって難しいんですよ。要するに、ルールに従って決断して行動する。そこに感情は一切挟まないって事です。
冷たい人間になれ!って言ってるんじゃないですよ。これからも暖かい人間として生き続けたいのであれば、厳しい決断をしていかないといけないって事です。
例えば僕がこれからジョイントベンチャーの話しますけど、ここでいう事守っておけば、80%以上のJVでの失敗は回避出来ます。
でも、いざやるとなると、それ以外の感情ベースで動いちゃったりで、意外と守るのって難しいんですね。実際に周りを見ていると、ルールを無視して感情に振り回されてルール違反の決断しているケースをよく聞くからです。
実はこの質問をこの前のスカイプチャットで聞かれたんで、ここで改めて答えておきます。
あっ、まずジョイントベンチャーって何?って人もいるかもしれませんね。今更ながら説明しておきます。
JV(ジョイントベンチャー)とは、誰かと一緒にビジネスをする、って事です。
例えば僕で言えば、
僕:セールス
パートナー:グーグルアドワーズアカウント運用
みたいな感じです。
あと僕の場合は、この逆のパートナーもいます。
で、僕の場合はちゃんと契約書も結んでるし、報酬の割合もかれこれ一緒で5年以上やってるんで問題ないんですけど、以下の場合はどうでしょう??
僕:価値を生み出す力がある。そして労働時間が短い。
パートナー:あまり価値を生み出していない。そして労働時間が長い。
という状態だったとします。
この時に問題になるのが、報酬を折半に決めた場合です。ちなみに折半に決める人は結構いる印象ですね。そういう僕自身もビジネスパートナーと報酬折半でやっていた時期もありました。
で、僕はこんな風に思っていたとしましょう。
「実際は自分が価値を生んでいるけど、パートナーは頑張ってくれてるから半分あげよう」
と思っているのに対して、パートナーはこんな事考えていました。
「自分だけこれだけ頑張って、パートナーは全くやってないのに、半分も取られてる!!納得いかない!!」
とか愚かなことを考えちゃったりします。
パートナーは、僕が生み出した価値を使わせてもらって稼げているのに、まるで自分がほとんど生み出しているかのような勘違いをしてしまうのです。
こういう風になると大変です。
他のパターンを見てみましょう。
Aさんは「大きな媒体があって、サービスを紹介してあげた」
Bさんは「サービスに入った人みんなを一生懸命フォローした」
とか。
実際にお客さんの対応をしているのはBさんですが、そもそも、お客さんを集めたのはAさんなわけです。
つまり、この時のお客さんは、Aさんがこれまで築いて来た信頼のもとに成り立っているわけです。
でも、Bさんは、
「自分だけ頑張ってるのに、Aさんは何もしてない!」
みたいな感覚になってしまい、喧嘩になってしまうのです。ここでの問題は、BさんがAさんが提供した価値を認識できていないって事です。でもこれって正直、ビジネスしている人同士では、あえて教え合うような事じゃないって僕は思っています。
逆に言えば、こういう事教えないと分からないような人とは一緒にジョイントベンチャーしない方がいいですよ、って事です。
このように、JVで起こるトラブルの原因の多くが
「価値がどこから発生しているのか?」
という認識の違いによるものがほとんどなんです。
これが僕がこれまで数多くの人の相談に乗って来て出た結論です。
だから、一緒に(対等に)仕事をする相手を選ぶときは、きちんとその辺の感覚が共有できる人を選ぶようにすれば、極力ジョイントベンチャーでのいざこざは避けることが出来るはずです。
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