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ブートキャンプに参加していました。

ここ最近英語でブログ投稿していて(実は英語のブログも持っています)、かれこれ2週間ぐらいほぼ毎日1000字ほどの記事を毎日書いていました。もちろんこれには理由があって、自分で自分にブートキャンプを課したんですね。

というのも、自分はニュージーランドに住み始めてから20年ほど経つので、英語にはだいぶ慣れてきてはいました。でも、これが英語で文章を書こうとするとどうしても抵抗があって、そこから抜け出せなかったんです。

正確に言うと、書こうと思えば書けたので今までにも何度か投稿はしてきたのですが、いざ文字として書き出すと自分の気持ちを乗せられなくて、書いても自分らしさが全く感じられずしっくりこない事が多々あって、書いては消してを何度も繰り返していたんです。

今だから分かるんですが、もうこれクセになっていたんですよね。上手い文章を書こう、人から褒められるようなミスのないカッコいい英語を使おうとか。だから、書いてみても「おいおい、そんな言葉普通に喋っている時に使わんでしょ?」という言葉とかも入ってて、それを直してばかりいるうちに、結局自分の言いたい事ってなんだっけ?となって疲弊しての繰り返しでした。

でも、この苦手とそろそろ向き合いたいなと思った時に、何度か今までからもそう思う事があったのですが、今までは苦しさに向き合うのが辛すぎて、結局何かしらの理由をつけて書くのを止めていました。痛みから逃げる為に必死になって脳が勝手に言い訳を作ってくれていたわけですね。

でも、一旦はその気持ちが隠れていなくなっても、実際には自分の中に存在していて、時々顔を出し続けていました。そこで今回は、

「自分がしっくりくる英語での文章を書けるまでは、英語の文章だけ書き続ける」

という制約をかけました。

これ、破ろうと思えば破れるんです。だって、誰にも言ってないから誰も知らないし、別に破ったところで罰があるわけでもないし、ビジネスが壊れる事も無いし、誰かに迷惑をかける事もないですから。

ただ、そうやって苦しむ自分に向き合わずに、他のクライアントとかセラピストさんに「苦手に向き合おうよ」って言葉かけられないな、って本気で思って。

今回は、気持ちを乗せられる方法を見つけられるまでは英語の文章を書き続けよう、って思ったんです。

書き始めたら予想通り、いつものように声が聞こえてきます。

「止めてもいいんじゃね?誰にも読まれないし?誰も知らないし?英語で文章書けなくても困らないし?何のために書いているの?」

最初はこの声を無視していたのですが、3日目か4日目にやっぱり大きくなっていったんですよね。脳を一生懸命酷使していたので疲れていたのもあって、結構この声に引き寄せられそうになっている自分がいました。

そんな時に「無視しようとか戦うんじゃなくて、聞いてあげて、分かってあげて、認識してあげて、受け止めてあげて進んだらいいじゃない?」とふと思ったんですね。

この気づきは実は朝散歩していた時にふと思い浮かびました。やっぱり刺激の無いブランクの空間に自分を置いて、自分の声が聞こえるくらいのうるさくない場所を毎日経験するのは大切ですね。

その気づきのお陰でその日は乗り切ったのですが、まだ英語の文章に気持ちを乗せられない違和感は続いていました。

で、昨日記事を書いた当初はまだモヤモヤしていたのですが、昨日から出張だったので空港に向かい、時間があったのでそこで書いていた時にしっくりくる瞬間が訪れたんです。

で答えが「書く対象を明確にする」という、本当に何の変哲もない普通の答えだったんですけど、そんな知識にさえ気づかないほど格好を気にしていたんでしょうね。

対象が明確になると、何を書けば良いのかも分かるし、道を外しそうになっても戻って来れる場所が明確なので、文章が膨らんでも不安にならないし、結局最後には元に戻ってくる事が出来る。

その次に書いた記事に関しては、1000文字以上になったのですが、別に苦しむ事なく書く事が出来るようになりました。

ここまで気がつくまでは結構辛かったですけど、結局書いた記事は15記事ほど。1日1000文字ほどの記事を2記事書いていたので、約1週間かかりました。

実は気づくまでなら100記事でも書いてやろう、と意気込んではいました。実際にこれからも最低1記事は英語で書こうと思っているので。ただ、ここまで今詰めて英語だけで文章書き続けた事は無かったので、脳もこの苦しみから逃れる為に必死に知恵を振り絞ってくれたのかもしれません。

ということで、今回の出来事を通じて色々と新しい学びはありました。制約で自由を失うからこそ新しい自由を手に入れる事が出来たし、自分の声が聞こえる空間を毎日用意するのが大切だ、って事もそうですけど、これで英語という武器を使える自分に成長できたのが一番嬉しいですね。

ともあれ、この武器を携えて昨日から出張でオークランドに来ています。引き続き新しい求人の発掘です^^

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