最近モノづくりをしている人からの相談が、
「新しい商品を作って差別化したい!」
という要望です。
なんで差別化したいかって言うと、もちろん新規集客にもっと力を入れたいから。
でも、新しいお客さんに自分の店に魅力を感じてもらう為には、今の商品だと同じ商圏の他の店もやっているから差別化にならないんで、だから新しい商品作らないと駄目だと思っていて。
という感じ。
僕がこういう時に考えるパターンが2つあって、
1,既存の商品を今までと違うマーケットに売る
2,新しい商品を今までと一緒のマーケットに売る
というものです。
で、こういう事を話すと大抵の人が、
「どっちの方狙いましょうかね。。」
って言うんですけど、それがそもそもの稼げない原因だったりします。
どっちも可能性があるんであれば、まずは両方共調べてみたらいいんじゃね?
って僕は思います。
そして、両方共稼げる可能性があると分かれば、どちらのやり方も採用して、実際に新しい商品作ったり、新しいマーケットにアプローチしてみる。
新しい商品を作る時にコミュニティーがあればなおやりやすい。
コミュニティーにベータ版を落とし込んで、実際の反応を見ながら、本物をリリースする前に商品を磨き込めるから。
企画が面白くなかったり、誰の悩みも解決しなかったり、問題の解決に繋がらないようだと、その通りの反応が貰えるから、
ある意味リトマス試験紙の役割を果たしてくれる。
だから、すでに既存客がいるんであれば、ぜひそのお客さんに商品企画を投げかけてみるのが1番手っ取り早い。
もちろん、それまでにどれだけのコミュニケーション取っているかで、どれだけのレスポンスを貰えるかは変わってくるけど。
それと新しいマーケットにアプローチする方法に関しては、これも二パターンあって、
1,既存商品でどの悩みを解決できるか決める。
2,既存商品を作るまでの過程を見せる。
の2つ。
意外とこっちの選択肢の事を知らない人は多い。
既存商品でどの悩みを解決できるかを決めるっていうのは、例えば、僕が以前に受講していた講座があって、それは簡単に言えば、
「英語上達コース」
なんだけど、それは完全に表向きで本当は、
「脳力開発」
だったり、
「ビジネス力を磨く」
という事がメインのコースで、だからこそ僕はそのコースを受講していたわけ。
ある程度英語は出来るから、英語力向上の為に高いお金払ってコース受ける気持ちはサラサラ無く、
「英語力を磨く過程がビジネス力を向上させるのに役に立つ」
というものだったから受講したというもの。
まさに、同じ商品でも解決できる悩みが異なるわけ。
もう一つの既存商品を作るまでの過程を見せるっていうのは、これからの時代特にどんなビジネスしている人も取り入れていくべき概念。
この理由は簡単で、
「希少性が高いから」
希少性が高い理由は、出来た商品はいつでも購入した人が手に入るけど、過程はその場を共有した人しか手に入れられない体験だから。
その希少性の為にお客さんはお金を払う。
後から手に入れたくても手に入らない経験が手に入る。
出来上がったのを見た人の感動も凄いかもしれないけど、出来上がるまでの「過程」を共にした人の感動は比じゃない。
ただもちろん、これが一朝一夕で完成してしまうようなプロジェクトじゃ、そこに対しての希少価値ってのは生まれない。
やっぱり、業界を変えるだけのプロジェクトだったり、時代に変化をもたらすような企画だったり。
どんなサービスでも過程ってのはあるはずで、でもそれをどうやって見せていけるかってのは、どれだけ大きな挑戦が出来るかに掛かっているって事。
僕のブログとかメルマガ読んでいる人の中でも、規模はどうあれ、その業界や地域で1番目指している人から時々連絡貰うけど、そういう人は絶対に過程を見せていく事をオススメする。
まさに、大人の社会科見学ってやつですね。
石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。
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