神社や寺も、時代の流れには逆らえなくて、他のビジネスと同じで人を集めるのに困っているみたいです。
実際にこの前、神社の方からメールで集客の相談をもらいました。名前は伏せてご紹介させて頂きます。
石川様。はじめまして。
私○○にあります神社にて宮司をしております○○と申します。
突然のご連絡ご容赦下さい。
早速ですが神社の運営につきまして今後について悩んでおります。日々のお勤めの中で今まで何とかやってこれましたが、
更なる発展を考え色々な事を行ってみましたが、
基本が出来ていないためにどうもテクニックばかりのアドバイスを行って
更に迷走してしまっております。こういった状況で、又神社なのですが、ご対応頂けますでしょうか
ご検討、ご返信よろしくお願い申し上げます。
この方は神社の宮司さんですが、お寺も同じような状況だと思います。
これはあくまで僕の意見ですが、実際にお寺とか神社自体が無くなるとは思っていません。でも、今までと同じ事をしても生き残る事が出来るとも思いません。
たぶん、8割ぐらいの寺がお金が足りなくなって、生きていくために必要な分も手に入れるのが難しくなるかな、って思います。そういう大変な状況で、なにをすれば「神社」や「お寺」が集客で困らなくなるか?、という話をします。
テクニックに走る
まず、「集客に困っている人の共通点」をお伝えします。
それは「テクニックに走る」という事です。要するに、ソーシャルメディアが流行っていたらSNSやって、チラシの方が人が集まるって聞いたらチラシをまいてみて、セミナーが今は一番人が集まる、って聞いたらセミナーやるって感じで、人の意見に振り回されている状態です。
上記のご質問と今の状況を読んで、今回この方が集客に困っている一つの理由は、「集客に困る人の共通点」に当てはまる「テクニックに走る」という行動をしているからです。
ただ、そこに気がついて僕に質問をしてくれているので、これから何をするかでいくらでも人を集めることが出来ます。実際に小手先のテクニックを使うと人は集まるようになるんです。でも、集客に困らない状態にはなりません。
どういう意味かといえば、その時に流行りの人を集める方法を使ったから、その時だけ人は集まるのは当たり前です。だって、その時にたくさんの人が集まっている場所から人を集めようとしているわけなので、今までよりは人が集まるようになるのなんて普通です。でも、流行っているものはいつか飽きられるので、そうなったらまた人を集めるのに苦労するわけです。
この方の場合は既にテクニックだけじゃ「ずーっと人を集めるのに苦労する」と感じているみたいなので助けられますけど、分かっていない人がまだまだ多いと思いますね、色々な人と話してみると。
じゃあどうしたらいいの?ということですが、そもそも集客というのには本質、原理原則があって、それが分かれば、お寺だろうが神社の集客だろうが美容サロンの集客も出来ます。
これは人が集まるのには理由があって、「その理由がその場所にあるから人は集まる」という意味です。当たり前の事を当たり前のように取り組むのが大切なんです。
ただ、集客に困らない状態を作るためには、人が集まり続けてくれないと困ります。サロン等で言えば、「リピート客を獲得すること」と言われます。じゃあ、この「リピート客を獲得する」為にどうしたらいいかというと、
依存、共存関係を作る
と言う事です。もう少し詳しく解説します。
まずこの関係を構築するために必要な前提として、
「提供している商品やサービスがお客さんの悩みを解決している」
必要があります。基本的に「お客さんが必要としているもの」を「はいどうぞ」と渡さないと、お客さんはその商品やサービスを買う理由がないので、お店に来なくなるわけです。
寺とか神社の事を多少調べてみたんですけど、マーケティング的に言うと「お客さんのニーズを満たす」と言うんですが、それを意識している寺や神社が全然少ないので、そこからまず考えてみるのがいいのかな、って思います。
例えば、おじいちゃんとかおばあちゃんをもっと寺とか神社に呼びたいなら、おじいちゃんとかおばあちゃんが何をいま欲しがっているのか調べないと駄目ですね。
逆に将来のために若い人たちを集めたいなら、若い人たちが今どういうものに興味があるのかってのをまず分からないとうまくいかないでしょう。
こういうと、「新しい商品やサービスを作らないと駄目なの?」と勘違いする人もいるんですけど、そうではないです。
逆に言えば、真新しく「なにそれ?」ってお客さんに思われるようなもの作っても「お客さんが面白いと思わないもの」とか「別にそれあっても意味なくない?」って思われちゃったら無駄です。
だからまずは「昔から馴染みのある」人が知っているモノで、「神社や寺にとっての理想のお客さんが欲しがっているもの」を「どうやって伝えるか?」を考えたほうがいいですね。
要するに、
「人が集まりにくくなった今でも通い続けて下さっている方が求めているもの」
を見極めるために、今現時点で通ってくださっている方と積極的にフロントに立ち、接点を持ち、お話を聞くことが大切です。
まとめると、
- 誰に?(あなたの神社やお寺に参拝しに来てほしい人って誰?)
- 何を?(その神社ならではの商品とかサービスは?)
- どうやって?(どうやって来てほしい人を集めるか?)
この3つをあなたの神社やお寺に落とし込んで考えてみて下さい。
基本的に、この3つの質問に対しての答えは、先ほどもお伝えしたように、
「今通って下さっている、優良顧客と言われる方から話を聞く」
事で全て手に入ります。自分の頭で考えず、今手元にある素材を最大限活用しましょう。そこから活路は絶対に開けます。今までから長い間神社やお寺に多くの方に通い続けてもらっているわけです。その中で、長く通って下さっている方との「神社との出会い、通ってくれるまでの導線を再現」しましょう。
ただその中で、3番の
「どうやって来てほしい人を集めるか?」
というステップが全く分からない状況の人が多いように感じます。
でも、意外と身近に出来ることで、大したスキルも必要なく実践できる人を集める方法というのは山のようにあるんです。
人が集まっている場所に行って知ってもらう
神社とか寺とかでも、たくさんの人が参拝している場所はどこでしょうか?
答えはとても簡単で、「人がたくさん集まっている所」なんです。
だから、人をたくさん集めたいのであれば、まずは人をある程度集めないといけません。それを言うとおそらく
「それが出来ないから困っているんじゃないですか!!」
という苦情が入りそうなんですが、そういう人に一つ聞きたいのが、
「じゃああなたは人を集める為にどういう工夫をしましたか?」
という事です。例えば僕がパッと思いつくだけで、
- 神社の最寄りの駅前とかに行って、こういう神社がありますよーとかって宣伝しましたか?
- 自分の知り合いにたのみましたか?
- おみくじになにか一工夫入れましたか?
- 神社を訪れてくれる一人ひとりの顔、思い浮かびますか?
- 何人と直接話しましたか?
- どれだけの人の悩み相談しましたか?
これぐらいの事は、現段階でも出来るはずです。おそらく、人が入っていない神社とか寺であれば、そこまで忙しくないはずです。
であれば、もっと「どうやったら人が入ってくれるんだろう。。。」ということばかりに頭を使うのじゃなくて、「もっとうちの神社、寺の事を知ってもらえるには、どこに行ったらいいかな?」と考えて、「足を使って知ってもらうことはできないか?」と考えてみるのがおすすめです。
そういう泥臭い草の根の活動、ほとんどの宮司さんとかはやらないイメージが僕にはあります。たぶん、ほとんどの人がそうなので、困っているところが多いわけです。
おそらく「ダサく見られたくないから」とか、「人が入っていないのをモロに公言するみたいで、そんなの俺がやることじゃない!」や「宮司のくせに駅前にいってチラシを配るなんて!」みたいに考える人もいると思います。
でも、本当に自分の神社とか寺にきて、来てくれた人の悩みを解決できて、人生が少しでも良くなってほしくて、その為に神社に悩んでいる人を呼びたいのであれば、それぐらいの事はやったらいいんじゃないですかね?
「ダサいとか、変なプライドが邪魔してそういう泥臭いことやらないんだったら、ほんなら集客諦めた方がいいですよ」
とぼくはけっこう本気で思います。なぜなら、人の悩みを解決する事に本気じゃない神社に訪れるお客さんが一番かわいそうだからです。
けっこう強い言葉使っていますけど、時間はみんなにとって大事だと思うので、悩んでいる人は悩みを解決してくれることに一生懸命の人に相談したほうがいいんじゃない、という事を言いたいのです。
ということで、これからの神社は、「人が来る神社」と「人が来ない神社」に分かれてきます。そして実際に今人がたくさん来ている神社って、他の人もたくさん行ってるんです。
だから、「ほんなら俺もそこいこー」とか、「あそこの神社のおみじく当たってたから、また今度もいこー」みたいになって、そういう噂が勝手に広まって来るようになるんです。
運営が苦しくなっているって事は、神社にくる人の数が絶対に減っているから、使えるお金が減ってきて苦しいわけですよね。
そこで「なんで減っているの?」と考えた時に、そもそも神社に行く人が増えているのか、それとも他の神社に行くようになっているのか?という事を考えないといけません。
神社に行く人の人数が増えているのかどうかは、僕はちょっと分かりません。ただ、僕の知っている人とかはむしろ最近行き始めた人もいます。
ということは、「行く場所を選んでる」可能性があります。要するに
比較されている
という事なんですけど、そう考えると、「選ばれる神社にならないといけない」っていうのが分かりますね。じゃあ、「選ばれるためにはどうしたらいいの?」と思ったでしょうが、そうです、この質問に真剣に向き合わないといけないって事ですね。その為に、まず1番神社の人が考えるべき事は、最初に方でお伝えした、
- 誰に?(あなたの神社やお寺に参拝しに来てほしい理想のお客さん像)
- 何を?(その神社ならではの商品やサービス)
- どうやって?(どうやって1番で決めた人を集めるか?)
の1つ目に書いた
「来てほしい人ってどういう人?」
「そして、どうしてそういう人たちに来てほしいの?」
ということをはっきり決めることが大事になるわけです。
僕らは、自分たちのメッセージを出すだけじゃなくて、発信したメッセージを受け取ってもらいたい、そして、受け取るだけじゃなく読んでもらい見てもらい、それで相手のニーズを満たして、心を動かして欲しいわけです。
これが「伝わる」って意味ですよね。
その為には、どういう人にメッセージを送るのか分かっていないと、
- 何を話せば感動するのか?
- 何を話せば喜ぶのか?
- 何を話せば悲しむのか?
- 何を話せば楽しんでくれるのか?
なんて分かるわけないですよね。
近所のおばちゃんにきてほしいの?これから受験をむかえる子供がいる家族に来てほしいの?子供が生まれないカップルに来てほしいの?恋愛関係で悩んでいる若者に来てほしいの?リタイアして何のために生きているのか分からなくなった、60歳をすぎた人たちに来てほしいの?
こういうのを「セグメント」って言うんですけど、それを決めないといけないんですよね。
だから、僕らとして出来ることは、僕らが来て欲しいお客さん、助けたいお客さんを決めて、その人達の事を「知る」ことで、ターゲットに当てはまるお客さんだけが心を動かしてくれて、その結果、来て欲しいお客さんが来るようになるわけです。
もちろん、ターゲットを決めるのは口でいうほど簡単じゃないですよ。ましてや、今までターゲットなど作った事が無い人にとっては、大きな挑戦なのは僕も色々なクライアントと話していてよく知っています。
でも「じゃあ何となく作っていいか?」っていうわけにはいかなくて、僕はこの「ターゲット設定」が「ビジネスが成功するか」の大きな鍵を握っていると思っています。
なぜなら、人を集めるためにメッセージを送っているのに、そのメッセージが響かなければ、折角良いスキルや技術、環境を持っていたとしても、お客さんに体験してもらえないからです。
面白い、楽しい思い出が手に入る企画を考える
それと、ターゲットとはまた別に、「エンターテイメント性を含める」のも大事です。要するに「面白い」「楽しかった」という思い出を作る企画ですね。
なんか小難しい宗教の理念とか哲学なんちゃら、というような難しい言葉は最初は一切使わずに、普段から神社とか神道、宗教に馴染みの無い人でも
「あーそれおもしろい!今度友達と行ってみよっかな!」
という反応をしちゃうような企画を作らないと人は集まってこない時代に入ってきていると感じます。
神社のライバルは神社じゃなくて、ディズニーランドだったり、地元の遊園地とかDSやカラオケボックス、友達とのお茶だったり、勉強カフェとかセミナー、講演だったりするんですよ、今は。
要は、「人の時間面積を奪おうとしている企画全てがライバル」なわけなので、極端に言えばそういう人たちに
「スマホゲームじゃなくて、カラオケボックス行くよりも、やっぱり神社に行かないとね」
っていう反応をしてもらうためにどうしたらいいのか?って考えないと駄目という事です。
時間面積って要するに、誰しもみんな1日24時間あるじゃないですか。その24時間が面積だと考えると、
- ごはんをたべる
- 携帯をいじる
- メールを送る
- PCに向かって仕事する
- 筋トレする
- 子供と遊ぶ
- 運転する
- レストランで打ち合わせする
- 寝る
ことで、この面積がすべて埋まっているとしたら、この中に「神社に行く」が入るためには、どれかを減らすか追い出すしか無いわけです。無理やり神社に行かすのは無理だとしたら、じゃあ「神社に行きたいな!」と思わせるようにするにはどうしたらいいか?って事を考えないといけないって事です。
例えば、神社で言えば神道なんだから、自然をリスペクトすると言うのが根幹にあるのであれば、じゃあどういう形で自然を守るべきなのか?という事考えてみるとか。
他にも、神社を掃除するのなんてのは当たり前だから、普通に地域でやっている清掃活動とかに自分たちが参加して、ゴミ拾いとか毎週地域を変えたり、色々な公園に行ってやったりするのを神社が企画したり、もっと地域の人たちと仲良くしていって、縦の繋がりじゃなくて、もっと横のつながりを強くするのも一つのアイデアだと思います。
という感じで、今の時点で人がそこまで集まっていなくてそれじゃ困ると思っているのであれば、同じことをしてても何も変わらないし、むしろ来てくれる人が減っていくのは分かってるので、「人が来るのを待つのではなく、もっと人に寄っていかないといけない」と思いますね。
寺、神社だけの話じゃありません。
既に聞いたことがある方もいるかもしれませんが、マイケルオズボーンって人は、
「今後10~20年の間に消える仕事・残る仕事」
というリストを、あくまで予測ですが提示しました。
リストは以下のとおりです。(雇用の未来より)
銀行の融資担当者
スポーツの審判
不動産ブローカー
レストランの案内係
保険の審査担当者
動物のブリーダー
電話オペレーター
給与・福利厚生担当者
レジ係
娯楽施設の案内係、チケットもぎり係
カジノのディーラー
ネイリスト
クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員
集金人
パラリーガル、弁護士助手
ホテルの受付係
電話販売員
仕立屋(手縫い)
時計修理工
税務申告書代行者
図書館員の補助員
データ入力作業員
彫刻師
苦情の処理・調査担当者
薄記、会計、監査の事務員
検査、分類、見本採集、測定を行う作業員
映写技師
カメラ、撮影機材の修理工
金融機関のクレジットアナリスト
メガネ、コンタクトレンズの技術者
殺虫剤の混合、散布の技術者
義歯制作技術者
測量技術者、地図作成技術者
造園・用地管理の作業員
建設機器のオペレーター
訪問販売員、路上新聞売り、露店商人
塗装工、壁紙張り職人
もちろん、ここに載っている職業だけじゃなくて、先程取り上げた寺や神社に関しても全く同じことが言えます。
そこら辺は、時代の流れを見ていればある意味誰でも分かることかなとは思います。
当然一覧にも載っていない職業でも無くなるでしょうね。この理由ってのは、前にもお伝えしたと思いますけど、
・グローバル化
・機械化
の波ですね。
ただしかんちがいしないでくださいね、職業自体が無くなるってわけではありません。
そうではなくて「ほとんどのお店の売上が落ちて廃業しないといけなくなる」という状況が訪れるという意味です。
逆に、そういう状況でも生き残るお店も当然あるわけです。
じゃあ「そういう生き残れるビジネスを作るためにはどうしたいいのか?」という質問に真剣に向き合わないといけないってことです。これは僕も一緒です。
例えば、ただただFacebookやブログを毎日投稿するとか、LINE@やTwitter、Instagramで毎日情報発信するとか、そういう事は生き残るためにやることとは逆行しています。
僕に相談してきた宮司さんが言っているとおり、基本が出来ていない人が、いくら流行りのテクニックを使って人を集めようと思ってもいつまで立っても集まりません。
ここでも誤解する人がいるかもしれないので一応言っておくと、別に毎日ブログを書いたりすることがいけないわけじゃなくて、毎回の更新で、いいね、を貰える数が少ない人がやることじゃないですよ、って事です。
それともう一つ言いたいことが、機械化って言うと効率が良くなっていいことばかりのように感じている人も多いみたいですけど、別にそんな事無いですよ。
もちろん仕事が速く終わったり、今までの2倍のスピードで商品とかサービスを届けられるようになったりもするし、やっている事も間違いも格段に減るとは思います。でも、だからこそ、人間の楽じゃないことだったり、面倒なことだったり、間違いをしてしまう不器用さだったり、ってのが光るじゃないですか。
だって、全て正確だと結果が見えているから全然おもしろくないじゃないですか?人間って、何が起きるかわからない時にドキドキしたり興奮したり、心臓がバクバクなったりするでしょ?でも、これが最後の結果が分かってたら、全然ドキドキしないじゃん。それって面白くないでしょ。
と僕は勝手におもっています。
だから、こういう「面白さ」を提供する上では人間の方が機械よりも100倍優れているって事だから、だったら機械と同じ土俵で勝負なんてしないで、人間のいい所を表に出して勝負したらいいんじゃね?って俺は思います。
間違いがあるから面白い、面倒な事をしているから話すネタになる、そういうのを体験するだけで、他の人がやりたがらないことなので、やっている人が少ないわけだから、希少価値というのが生まれるよね、と僕は思っています。
石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。
事業の現状や課題を10分から15分でヒアリング、その後30分から45分かけてその課題に対して「必要な設計」、さらにその設計を実行するための「アクションプラン」まで、石川が導きます。
僕の事業はいずれも伸び続けていますが、何か特別なことをしているわけではありません。
事業の原理原則に則って、当たり前の事を当たり前のように積み上げているだけです。
積み上がる事を積み上がるように設計し、途中で迷ったり悩まないようにアクションプランを計画し、あとは自分に課した約束を守り切る為に全力で行動しているので、当然の結果なのです。
何をやるのか決めて、迷わず悩まず全力でアクセルを踏めるようになった結果成果が出るべくして出る状態になる事、それがこの事業相談窓口の最大の目的です。