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なんで「あえて」ビジネスを始めたんですか?

今日は、理念(世界観)、想いについてお話したいと思います。
以前に以下のような返信をクライアントさんから頂きました。

私の周りのコンサルティング業を行ってる方で同じ考えの人がいらっしゃいます。
「理念」の部分が「強み」で、その「強み」を活かした活動をとことん追求し、コミュニティが出来ています。
本業もあるのですが、その「強み」が他者と差別化されていて。
とあるセミナーを企画運営されてるんですが、他にも講師いるに関わらす、この方ので受講したいと思わせる、みたいな。

言語化出来ているかは知りませんが、
その方独自の雰囲気が出ていて、その人の理念(世界観、想い、目指している未来)に共感したから
「この方からセミナーを受講したい」って思うんです。

ちなみに、こういうメッセージも頂いてます。

今は情報販売をしていますが、最終的にはツールを開発して販売するとかそういうビジネスがしたいですね。

「誰が受け取っても価値が明らかでクレームが出ない」

「そう簡単にパクられない参入障壁が存在する」

そういうビジネスにしないといかんのだろうなあとココナラで活動してて思いました。

もちろん、情報を教えるのも価値あるビジネスではあるんですけどね。

これは、ビジネスにどう向き合っていくべきか?って話だと思うんですよね。

ちなみに、私がお伝えしている理念(世界観)を打ち立てる事が出来れば、
どのようなビジネスでも、上記で仰ったような「強み」を持つことが出来ます。

ただし、、、、

ここで私がお伝えしている「強み」というのは、
よくマーケティング業界で聞くような「USP」とは違います。

「USP(Unique Selling Proposition)」というのが
古くからのマーケティングの教科書には出ているのですが、
これは、

・自社製品(サービス)の持つ独自の強み

という風に定義されています。

この考え方は既に古いのです。
というのも、もちろん「強み」があるに越したことはありませんが、
新しい商品を出しても、すぐに真似されてしまう時代です。

どんなに画期的な商品を出そうが、
誰かに真似された時点で強みでは無くなってしまいます。
そして、コピーを防ぐ方法というのは無い時代なのです。

だから、もうUSPは通用しないのです。
だから、ここで言っている「強み」というのは、
私がお伝えしている「理念(世界観)」とは全く異なるのです。

私がお伝えしている「理念(世界観)」というのは、
絶対に真似できないものの事を指します。

「絶対に真似できないもの、そんなものあるのか?」

と思う方もいるかもしれませんが、意外と身近なところにあるんです。

それが、

・コンテクスト(自分だけのストーリー)

です。
このことを僕は、理念(世界観)と言っています。
最近のマーケティング業界では

「MSP(Me selling proposition)」

と呼ばれたりしていますが、
要するに、「コンテクスト」の事です。

なので、今の世の中でまだ使われている「強み」とは違う定義になります。

じゃあ、自分だけのストーリーを作る為にはどうしたらいいのか?

という話になりますが、
ここで多くの人が陥る落とし穴についてお話したいと思います。

今決めようとしている、
もしくは探そうとしているコンテキスト(理念、世界観)というのは、
これからビジネスを展開していく上で、一番の根幹になる部分です。

そして、一番根幹になるものなのですぐに出来るものでも無いですし、
常に見直し続けるものでもあります。

世界観というのも、常に変化していくものです。
一番重要だからすぐに出来れば良いのですが、
やはり根っこはすぐに育たないのと一緒ですね。

また、根が弱ければ、風が吹いたら倒れてしまうように、
コンテクストがしっかり座っていないと、ビジネスが上手く回りません。

ちょっと難しい言葉で説明しましたが、
そのようにお伝えした根拠を今から説明します。

まず、理念(世界観)、もしくはコンテクストを構築するためには、
現在 ー 未来という繋がりだけではダメです。

「今の社会を変えたい!」
「古い習慣を取っ払いたい!」
「自分発見出来る人をもっと増やしたい!」
「自分らしく生きる人をサポートしたい!」
「世界から貧困を無くしたい!」
「教育業界を変えたい!」
「世界平和に貢献したい!」
「貧困家庭に教育を!」
「全ての人においしい水を!」
「日本の良い所をもっと知ってもらいたい!」

のような言葉はよく聞くと思いますが、
僕はこういう言葉を聞く度に

「何か足りないよなー」

って思うのです。
どこかこう、足が地についていないような感じで。。。

で、その理由というのが

「私」

という視点が無いのです。

「なぜ私が?」という視点が抜け落ちていると、
一気に説得力が欠ける言葉になります。

その視点が無いだけで、キレイ事を言っているように聞こえてしまいます。
じゃあ、どうしたら説得力のある言葉に変えることが出来るのか?

それは、

過去 ー 現在 ー 未来

という繋がりをもたせるのです。

自分の人生の過去が、今の自分とどう繋がっているのか?
を示すのです。

それだけで自然と

「過去の私はこうでした。だから今、私は理想の未来に向かって
このように進んでいるのです。」

という風に伝えられるようになるのです。
そうすると、一気に説得力が増す理念(世界観)が出来上がります。
(というか、世界観はこの繋がりがなければ、僕は理念とは呼びません)

過去も、もっともっと掘り下げないといけません。

今のビジネスとは直接関連していないんじゃないか?
と思われる出来事も全て含めます。

例えば、小学生の頃の話から、中学生、高校、大学、社会人になってから、
情熱を注いだこと、挫折したこと、楽しかったこと、
全てが世界観になります。

これって言いかえれば「ストーリー」とも言えます。
そして、自分のストーリーと今のビジネスの接点を見つけ出すのです。

なぜ「見つけ出す」という風に言ったかと言えば、
既に接点はあるはずなのですが、今は見えていないだけなのです。

具体的な事例だけを見ていても見えてきませんが、
そこにある共通点に焦点を当ててみると、意外な点に気がつくはずです。
その時の心境だったり、自分の反応だったりを思い出してみると。

僕の場合は「一体感への欲求」でした。

テニスを中学生の頃からやっていたのですが、常にエースは他の子で、僕は部長でした。

みんなで一緒に勝つことが好きだったみたいで、
個人戦の勝利よりも、団体戦で勝ち進む方が嬉しい子供でした。

他にも、基本ボールスポーツが大好きなのですが、
自分でシュートを打って決めるよりも、
他の人にパスして一緒に喜ぶのが好き、みたいな感じです。

サッカーでもバスケットボールでも、
どっちかといえばアシストが好きなんです。

これってビジネスでも一緒で、自分一人でビジネスを黙々としていた時代もあったのですが、
それだと自分の求めている物(物理的というよりも心理的)が手に入らないという事に気が付き、
結局人と一緒になって進む「集客コンサルティング」にたどり着いたわけです。

もちろん、この時点で落ち着いているだけであって、
これからまた変わる可能性というのはあるのです。

でも、自分の体験から、「一体感を重視している」というのは、
どういう職業に就こうが変わらない軸なんだと思います。

このような感じでもっともっと掘り下げて見て下さい。

今僕がお伝えした事を前提として、
もう一度ご自身のコンテクストは何なのか、考えてみてください。

出てくるキーワードは一緒かもしれませんが、
言葉の深みは全く異なる次元の響きを奏でるようになると思います。

ぜひ実践してみてください。

最後にビジネスにどう向き合っていくべきかって話をしたいんですけど、、、、

自分がビジネスにどう向き合っていくのかという想いが土台になり、
その上に色々なものが形成されていくのかな、って僕は思っています。

その、なんでこのビジネスやっているのか?っていう想いが土台になって、
その上にアメブロ、ホームページなどが積み重なっていくって感じです。

なので、まずは想いを持って欲しいな、って思います。
ただ、なんとなくって感じでビジネスを始めていくと、
絶対に足元を救われるので、注意して下さい。

「なんで「あえて」ビジネスを始めたんですか?」

って今僕に聞かれて、何も出てこなければぶっちゃけそれは問題です。

ただし、最初は無くても良いんですよ。
正確には良くないんですけど、まだ取り返しがつくって意味です。

だから、想いや理想の未来、世界観ってのは、
この記事を読む前に持っていないってのであれば問題は無いですけど、
このメールを読んだからにはこれからは考えて欲しいな、って思います。

僕自身も、正直独立した理由って、アフィリエイトっていう、
ブログとかで何か商品を販売して、売れたら売れた金額の40%とか50%、
いい商品だと88%がコミッションとして入ってくるっていう、
そういうビジネスモデルで会社を始めました。

他にも情報販売っていう、今やっている集客コンサルティングもそうですけど、
このように情報を販売してそうやって稼げたりとか、
最初はそういう事をしていたんですよね。

で、そういうのって当時は奥さんとかにも全く理解してもらえなかったし苦笑、
完全に怪しくね?みたいなリアクションを知り合いからも貰ったりしていたんですよ。

だから、知り合いにも堂々と言えるビジネスをやりたいな、って思って、
コンサルティングを始めたというのも実は理由としてあります。

勘違いしないで欲しいのが、アフィリエイトがマトモなビジネスじゃない、
って言ってるんじゃないですよ。
周囲の見る目がそういう偏見の目だったってだけで、当然真面目にやってましたし。

ただ当時の僕は、偏見の目で見られるアフィリエイト業界のイメージを変えるべく立ち上がる!
みたいな崇高な思いはまったく出てきませんでしたね、残念ながら笑

それがコンサルティングに踏み切った理由の一つでした。

で、あと、もっと大きな理由として、
人と話さないでもビジネスが全て成り立っていたので、

人と会ってビジネスをしたいな

って思い始めたんですね。

そもそも、人との関係が面倒くさいってのがあってネットビジネスを始めて、
ネットビジネスである程度上手く行っていたにも関わらず、
また人と関わる集客コンサルティングをやり始めるなんて何故?
って思いますけど、まあ一言で言えば人は変わるんだな、って思います。

ともあれ、だから、僕みたいに後付でも全然かまわないんです。
もちろん、自分にとってこの仕事は天職です!なんて人はいますけど、
そうじゃないケースの方が結構多いので。

今からでも全然遅くないので、これから「想い」ってのを見つけて欲しいなって思います。

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