僕が関わっているビジネスではマニュアルを導入しているのですが、ぶっちゃけめちゃくちゃ便利です。なぜなら提供するサービスの再現性を担保することが出来るようになるんですよね。
だからうちの美容サロンや料理教室でも導入してて、安定した施術やサービスを提供するのに役に立ってます。
ただ実際に導入して分かったのが、マニュアルの精度をどこまで上げてもお客様の満足度にバラツキが出るのが現実でした。
ここにどう向き合うかが経営者の課題ですね。
「マニュアル導入してもセラピストさんによってバラツキが出た」
という問題に対して、僕が選んだのは、さらにマニュアルの精度を高める作り込みでした。ただそれでも結果を統一することが出来なかったんですよね。
そこで決めたことは「マニュアルの改善を止める」という事でした。そうです、諦めたんです。
理由としては、色々あります。
まず、改善は出来るけど「いつまでやるの?」「どこまでやるの?」という角度ですね。
ただ、それよりも一番大切な気づきは、
「完璧にならないものに対して完璧にならないアプローチで完璧な結果を求めていたこと」
これですね。そもそもマニュアルだけで再現性を実現出来る部分には限界があるんだな、と。
原理原則からズレた動きをしていたなと。
今でもマニュアルの有用性は感じますし、導入出来る箇所を見極めて利用していますけど、マニュアルが魔法のように全てを解決してくれるわけではないんだな、というのを肌で感じました。
このプロセスを経て、今はマニュアルの改善は一切行なってないです。
その結果、セラピストさんによって成果に対してバラツキは出ていますが、おかげさまで2020年から様々な地域に出すようになってから今の所一人も辞めてません。
さらに、売り上げも緩やかですが着実に毎年増えています。
うちが作った美容サロンに対して喜んで下さる、感謝してくれる、一緒に歩んでくれるセラピストさんがいる状態が出来ている。
先日も以下のメッセージを頂けました。
「こんにちは!今すぐ伝えておかなければ!ということがあってメッセージしました。9月に2週間ほど日本へ帰る予定なのですが、東京で両親と落ち合うことになっていて、両親のホテル代を自分が出せる状況になっているのに気付き、めっちゃ感動したんです。
大した額ではないですが、今まで専業主婦だったので、そういった親孝行はできたことがなかったんです。旦那に相談しなくても出せるお金があるって素晴らしいですね。
それに、「ホテル代を払ってもまた働いてお金稼げばいいか~」なんて思ったんですけど、それってすごいことですよね。なくなったら稼げばいいという状況に自分がいることが本当にありがたいです。
マッサージのお仕事は楽しくて好きですし、学ぶことも多くて、自分の手でお金を稼ぐこともできて、私にとってホントにすごいことなんです。
先生のおかげでこんなにうれしい事になって、本当に感謝でいっぱいです。
ありがとうございます~!」
世の中に存在する人の数だけ正解は存在すると思っていますが、僕らにとってはこの感想が今の状態が正解だって示してくれているのかな、と思っています。
石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。
事業の現状や課題を10分から15分でヒアリング、その後30分から45分かけてその課題に対して「必要な設計」、さらにその設計を実行するための「アクションプラン」まで、石川が導きます。
僕の事業はいずれも伸び続けていますが、何か特別なことをしているわけではありません。
事業の原理原則に則って、当たり前の事を当たり前のように積み上げているだけです。
積み上がる事を積み上がるように設計し、途中で迷ったり悩まないようにアクションプランを計画し、あとは自分に課した約束を守り切る為に全力で行動しているので、当然の結果なのです。
何をやるのか決めて、迷わず悩まず全力でアクセルを踏めるようになった結果成果が出るべくして出る状態になる事、それがこの事業相談窓口の最大の目的です。
											
							
							
							
															
							
							
							
															
							
							
							
															
										
					