飲食店に行って「あ、水でいいです。」は駄目なのか?

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おはようございます。石川です。

先日の日本への出張の際には、
本当に色々と美味しいものを頂きました。

僕は日本を離れて10年以上経つので、
会う方にお店選びはお願いしました。

そば汁にしゃぶしゃぶの肉を入れて食べるお店や、
パスタをお箸で頂くイタリアンから、
その日に穫れた魚の刺し身しか置いていない寿司屋。

味は当然、店の雰囲気にまで気を使っていて、
時間、場を堪能させて頂きました。

壁紙から水が入っているコップ、
ウェイターさんの手の艶、お皿の置き方、
説明の丁寧さや店員さんの笑顔。

一つ一つの丁寧さが味とハーモニーを奏でていて、
本当に居心地の良い空間でした。

ちなみに僕はどの飲食店にお邪魔しても、
大抵は何かドリンクは頼む方です。

ただ、基本的に「水」は好きなんです。

毎朝お湯飲んでますし、
だいたい1日にコップで4杯はお湯を飲みます。

だから、一杯はビール等ご一緒させて頂いて、
残りは水とかお湯を頼むこともあります。

また、これは職業柄ですが、
お店の基準の高さを無意識で確認しています。

確認する時に使うのが、

「水とトイレ」

です。

水と言っても、水の味、質だけでなく、
出される際のコップの綺麗さ、入れ物なども含まれます。

あとトイレ。
綺麗さと丁寧な作りになっているかですね。

今では意識しているところも増えていますが、
「トイレはあればいい」
程度に考えているようなお店の食事は、
大抵の場合は外れる事が多いです。

食事だけを楽しんでもらうのではなく、
レストランにいる時間全てをエンジョイしてもらう。

という感覚を持っているオーナーだと、
細かいところにまで気を使っています。

さて、最近たまたま記事を読んでいたら、

「最近は飲食店に言っても水しか頼まない客が多い」

という意見に出くわしました。

僕は全く知らずにワンドリンクオーダーしてましたが、
それがマナーなんだそうです。

40代以上は分かっているけれど、
最近の若い子に多い傾向性にあるんだとか。

僕は別にこの意見に賛成も反対もありません。

ワンドリンクオーダーしてほしくて、
最近の人がそのマナーが無いのであれば、
ちゃんと書けばいい話じゃない?というだけです。

僕みたいに知らずにオーダーしている人もいる反面、
全く知らずにオーダーしない人もいるはずです。

だから、

「なんで暗黙のルール知らないの?」

とワンドリンク頼まない人を敵対視せずに、
智慧やアイデアを沸き立たせればいい話です。

しかし、その記事では、

「飲食店での最低限のマナーは守りましょう」

で終わっていました。

記事的に片方を担ぐ事で、
切れ味のよりテイストになるから、
わざとそのような論調にしている可能性もあります。

ただ、僕が気になったのは、

水でいいです。 = マナーを知らない人が悪い

的な構造を作り出していた事です。

ここには「お客さんに対する期待」があります。

「信頼」ではなく「期待」です。

もしお客さんの事を「信頼」しているのであれば、
「なぜ水だけ頼むのだろう?」と考えます。

行動の裏にあるメッセージを読み取ろうとするのです。

そこには相手への配慮があります。
相手の気持ちになって考えてみるという、
寄り添う気持ちが存在します。

自分たちの「ルール」を押し付けるのではなく。

そうすると、可能性が見えてくるわけです。

・もしかして、ワンドリンク頼むルールを知らない?
・暗黙のルールを知らない世代なのかも。。。
・食事にだけ興味がある世代なのかな?
・酒で盛り上がる世代じゃないのかな?

ルールを知らない事自体は、
単なるデータです。

そのデータをどう翻訳するかによって、
相手に対しての気持ちが変わります。

相手から「奪おう」としていると、
相手を自分の思い通りに動かそうとします。

このケースだと、自分らのルールに従わせようとする、という事です。

逆に相手に「与えよう」とすると、
相手にとって一番いい選択肢を提供しようとします。

そこには「怒り」や「苛立ち」などはありません。
逆に、智慧や閃きが湧いてきます。

その結果、世代によって求めている物の違いが分かり、
世代別に対して適切な価値を提供できるようになります。

一括りにお客さんと言っても、
今の時代は色々な人がいるわけです。

インターネット社会が発展した結果、
アクセス出来る情報の数が圧倒的に増えました。

その結果、今まではリピーターしか来なかったような、
路地裏のお店や雑居ビルの奥にあるようなお店に、
一見客も来れるような時代になっています。

そういう人たちにも満足してもらうような事出来ないか?
と考えるのも、生き残るために選択肢としてあってもいいと思います。

逆に、マナーや暗黙のルールを知らない人に来てほしくないなら、
会員制等のハードルを掲げればいい話です。

例えば、隠れ家的に存在しているレストランなどは、
その世界観を保つために、昼間は一般にオープンですが、
夜は会員制にしています。

その結果、オーナーの世界観を反映させた場所を保てます。

僕が作りたい世界は、

「お互いがお互いをケアする世界」

です。

「お互い様、お陰様の関係」です。

「お客は神だろ!」と横柄な態度に出るのではなく、
「いつも美味しい食事と素敵な場所、ありがとうございます」
とお店側に伝えられるような質の高いお客になる。

「俺の料理は全て美味しいんです!」と何十種類ものメニューを掲げて、
こだわりだけを押し出すのではなく、
「お客さんに評判のメニューを載せよう」
という感じで、
お客さんとともに成り立つレストランを経営する。

お互いの「こだわり」だけだと分断しか生みません。
ドライな関係に落ち着いてしまいます。

かと言って、「思いやり」だけだと振り回されてばかりで、
自分が当初から持っていた世界観、理念を見失ってしまいます。

両方のバランスが大事、って事ですね。

ではでは、今日はこの辺で。

今日も読んで頂き、ありがとうございました!

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このサイトについて

Yuzuru Ishikawa(石川譲) 石川譲(ゆずる)。S56年東京都出身ニュージーランド在住。「欲しいライフスタイルがあるなら、自分で作ればいい」をモットーに、店舗ビジネス、小規模ビジネスの集客、経営のサポートを行う。サポートする経営者は、「週休3日」「1日お客さん2人まで」「競合と戦わないニッチ戦略」を中心に、家族持ちや子育て、介護で忙しい人でも自由に結果を出せるようになる為の仕組みづくりが好評。コンサルティング実績は、アロマサロン、リンパドレナージュなどの美容サロン、ボイトレ、英語、アーユルヴェーダ、などのコーチ、会計士、印刷会社、不動産ソフトウェア、文房具店などの中小企業で月間売り上げを数十万円~数百万円アップさせる。高額コンサルティングはキャンセル待ち状態。

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