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Pokemon Goからコミュニティーを作る上で大事なことを学ぶ

こんばんは。石川です。

最近コミュニティーの作り方についての質問が増えているのですが、
角度によって重要な概念が変わります。

でも、それを全て一気に話してしまうと、
頭の中がこんがらがってしまうので、
今日は一つだけ重要な話をします。

それは、

「場を盛り上げる」

という事です。

「場」というのは「コミュニティー」と捉えて下さい。

具体的には、ユーチューブ集客グループであろうと、
ボイストレーニング教室や英語教室だろうとアロマ講座であろうが、
数学研究会、映画同好会、ジュエリー好きの人が集まっているグループや、
日本茶を楽しもうの会、着物を着てでかけようの会であろうと、
どのようなグループであろうと、意識しなければならない考え方です。

「場を盛り上げる」とはどういう事かと言えば、
色々な言い方が出来るとは思いますが、端的に言えば、

「参加者が参加する事にコミットしている状態」

の事を言います。

だから、場を盛り上げる事が出来れば、
後からマネタイズはいくらでも出来るのです。

逆に言えば、場を盛り上げる前にマネタイズしようとするから、
ほとんどのビジネスは長続きしないのです。

どうしても「お金が欲しい」という気持ちが強すぎて、
相手に「与える」よりも、相手から「奪う」という行為が出てしまう結果、
お金が流れてこないのでビジネスが上手く行かない、というわけです。

逆に、どれだけお金が流れていない「場」であっても、
盛り上がっていれば、いくらでもお金は稼げるチャンスはあるのです。
一つ例を上げましょう。

例えば、今流行のPokemon Go。
最初は無課金でユーザーを出来る限り集める仕組みが用意されています。
要は、アプリをダウンロードするだけです。

しかし、コミュニティーに入るハードルは低いけれど、
面白くなければ「場は盛り上がらない」ので、
みんなが楽しめる仕組みをふんだんに盛り込んでいるわけです。

例えば、ユーザー同士で公園に集まって、
ポケモンアイテムを探すツアーが組まれたりしています。
この考え方も、ビジネスのコミュニティーでも使ってもらえますよね。

うちの子供の知り合いで10歳の子がいるのですが、
お父さんがゲームが好きで、お父さんと一緒になって、
週末に行われるPokemon Goの公園イベントに参加とかしているわけです。

ついでなので、Pokemon Goのビジネスモデルから学べる話もしちゃいますが、
他にも今回は、

・ゲーム=家の中でするもの
・ゲーム=外で動きまわってするもの

という風に既存のゲームという定義を再定義しています。

この新しい定義によって、より多くの「親」に納得してもらうことで、
今まで以上のユーザーを取り込めるようになりました。
(これはWiiの時もしていましたが)

さらに言えば、カフェなどの店舗を経営している方が、
Pokemon Goのアイテムを購入することで、
お店にPokemon Goのアイテムを置くことが出来ます。

そうすることで、お店の集客にも使えるという役割をもたせています。
これによって、新しい客層である「経営者層」も取りこむ事が出来ています。

Pokemon Goで遊ぶユーザーだけじゃなくて、
ユーザーにもっと楽しんでもらうための環境づくりに「店舗経営者」を囲い込んでいる。
この考え方はとても画期的で賢いやり方だな、って思いました。

という感じで、色々な層を取り込む仕組みが構築されていて、
ビジネスとしてもたくさん学べる点があるわけです。
この仕組みをぼくらのビジネスにも取り込まない理由はありません。

こうやって流行るビジネスが出てくる度に、
自分の業種とは違うから関係ないなって思うんじゃなくて、
そのビジネスで採用している戦略の本質を見極める訓練をしていくと、
どんどん自分のビジネスのステージが上がっていくのが分かります。

他にもPokemon Goが流行っている理由はあって、
例えば日常生活にいかに影響を与えるか?という点に配慮していたり、
スキマ時間に遊べる工夫が盛り込まれていたりと、
色々とビジネスに応用できる点が含まれているので、
ぜひご自身でも研究してみて、そして感想を書いてみてください。

ところで、僕のクライアントとのやり取りを紹介させて頂きます。
ちょうどコミュニティー化に悩んでいた時だったので、
今回新たにアドバイスをしました。

ーーーーー
現在ユーチューブに約3000人のチャンネル登録者がいます。

これは、Wさんの理想の世界が好きで登録している人もいるとは思いますが、
むしろWさんが提供している

「スキル」

に興味を持たれた方が登録している割合も
少なくないかな?と思うのです。

別にこれが悪いわけではありません。
受け皿としては必要なものですので。

また、人それぞれ割合もあるとは思います。
例えば、人によっては

Wさんに興味がある:30%
Wさんのスキルに興味がある:70%

という方がいたり、

Wさんに興味:70%
Wさんのスキルに興味:30%

という方もいるでしょう。
シンプルに白黒分けられるものでは無いと思います。

ともあれ、今のままでもWさんのチャンネル登録数はグングン上がっていくと思いますが、
じゃあそれが自動的に「コミュニティー」になるかといえばそうじゃないのです。

だから、これからWさんは、その人達に

「Wさんの世界観を示していく必要がある」

という事です。

そのやり方は動画でもいいし、セミナーでもいいし、
メールでもいいし、ライブでもいい、なんでもありです。

ちなみに、今は全てわからなくてもいいので、
でも、これが次のステップとして取り組まなければいけないものである、
ということだけ認識しておいて下さい。
ーーーーー

この方がこれから伸びるなって思う理由があるのですが、
それは

「場を盛り上げるのが得意」

って事です。

ユーチューブの動画をずっとアップし続けているのですが、
努力も積まれていますが、センスがあるのか、
もっと見たいって思うような作り方が自然とできる人なんですね。

だから、ユーチューブ登録者はこの調子だとドンドン増え続けてくれるので、
おそらくチャンネル登録10,000人程度はすぐに達成すると思います。

でも、だからと言って、お金を稼げるかどうかは別です。
僕らのような、情報を提供してお金を稼ぐため人に必要なスキルって、

「価値を情報でコントロールするスキル」

です。
このスキルは、
ネットビジネスをしている人は得意としている分野なのですが、
物理世界の商品やサービスを提供している人は、
あまり意識せずに活動しているので、ピンと来ないかもしれません。

要するに、一つの情報と他の情報を組み合わせる事で、
1+1=2じゃなくて、3にも4にも10にもさせる事が可能になります。

簡単な例で言いますと、
これはよく使われる例なのでご存知かもしれませんが、
ラーメン500円とコーヒー100円をセットにしても600円にしかなりませんが
(買うか買わないかは別)
ラーメン500円とチャーシュー100円をセットにすれば、
600円以上の値段を付けられる、という感じです。
(実際に650円とかにしている店もありますよね)

という感じで「組み合わせ方」というのが大事なのですが、
それともう一つ価値を決める概念があって、
ここで登場するのが「コミュニティー」という概念です。

スキルとかを表に出すのが悪いわけではありませんが、
あくまで受け皿として使うだけで、
その後にしっかりとした理念や世界観を伝えていかなければなりません。

理念や世界観というのは、自分がどういう世界に向かっているかとか、
どういう社会を自分のスキルを身につけてもらうことで築きたい、や
自分の教えている事を通してみんなが変わることで、どういう風に社会が良くなるかなど、
古い世界と新しい世界を提示するのです。

その時に、

「わたくしはこういう新しい世界に行きたいと思うだけど、
一緒に行きたい人はいませんか?」

という招待状をみんなに出すんですね。
そこで共感してくれた人が仲間になって、
一緒に歩んでいくことになるわけです。

そこで付いてきてくれる人というのは、
コミュニティーの提案者が発信する情報に価値を置いていて、
一緒になって古い世界から新しい世界に歩んでいくと決めているわけですから、
途中でお金を使って動かなければいけなくなっても、喜んで払ってくれるわけですね。

だから、まずはコミュニティーを作る事が大事なわけです。
そうすると、変に煽って売ったりしないでも、
参加者は喜んで購入してくれるのです。

ただ単に、スキルや知識を学びたくてフォローしている、
という状態ではコミュニティーのメンバーとは言わないという点、
くれぐれもご注意下さい。

それでは、ありがとうございました!

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