今日は、友達からの話で「向き合い方を整える重要性」を実感したので、そのエピソードを紹介します。
僕の友達はオーガニックに凝っている人で、オーガニックのケーキをパーティーに作っていったそうです。そうしたら驚いたことに、ある一人の人(Zさんとします)が全てそのケーキを食べてしまったのです😅
パーティーはこじんまりとしたものでしたが、だいたい15人ぐらいはいたそうで。ケーキは全員が食べれる分くらい用意していったそうです。それを一人で全部食べちゃったんですよ。。。
まあ他にも食べ物はあったのでとりあえず事なきを得たのですが、かなり驚いていました。
その時のAさんの反応は、
「えっ?意味わかんない。。。なんで周りの人のこと考えないんだろう?」
でした。
そりゃそうですよね。Aさんが反応する気持ちもめちゃくちゃ分かります。みんなに食べてもらいたいと思って作ったわけですからね。
ただですね。Aさんの話を聞いている最中に、僕の中でふと思った事があります。それは、
「もしかしたらアスペルガー的な病を持っているのかも」
という事でした。
もしそうだったとすると、空気を読む事を期待する事自体ナンセンスなわけです。だって彼らの力ではどうも出来ないわけですから(全員が全員同じ行動をするわけではないですが)
僕も今まで友達からZさんの話を聞いた事はあったのですが、正直アスペルガーじゃなくても、だいぶ空気は読めない人だなー、とは感じていたんです。でも今回のこのケーキ事件の話を聞いて、さらに確信が深まりました。
ここで大事だなと僕が思ったのは「アスペルガーかどうかを診断する」事じゃなくて、「Zさんが空気を読めないのには理由がある」という姿勢で接する、向き合う事なのかなと。
そうすると、今回のエピソードに対する見解も変わってくると思うんです。
僕が最初に友達と話した時には、当然みんなに食べさせる物が無くなったってめちゃくちゃ怒ってました。ただ、この怒りの感情からだと解決の為の智慧は生まれずらいかなーっと個人的には思っています。なぜなら、Zさんに対しての怒りに自分が支配されて考えられないと思うんです。
自分が怒っている時って、感情が揺れ動く事で思考が邪魔されて、論理的思考能力が全く働かず、反射的な答えしか出来なくなりがちになります。
「もうこの人これからは呼びたく無い!」
「こんな常識外れの人間を育てた親だ誰だ!」
とか思い浮かんじゃいます(僕だったら😅)
でも、向き合い方次第では
「Zさんには何かしらの理由があって空気が読めなくなっている」
「この人はなぜ人が嫌だと思う行動をしちゃうんだろう?」
と考える事も出来ると思うんです。そうすると、もう少し優しい対応が出来そうじゃ無いですか?
例えば、一つのプレートに全てのケーキを置くんじゃなくて、みんなが食べれるように分けて最初から配る、みたいなアイデアが浮かんでくるようになります。
こんな風にして、向き合い方を変える能力を身につけることで、問題解決能力も高まるんですよね。こういう話をしても、
「それでも、ケーキ食べちゃうなんて納得出来ないですもん。。。」
「いやいや、それでも人の分食べないくらい分かるでしょ。。」
っていう人もいるかもしれませんし、別にその考える理由もよく分かります。
でも、それよりも、何かしらの事情があって空気が読めない。だったら、そのZさんが周囲に迷惑を掛けないように、Zさんが他の人に嫌われないように何か出来ることないか?
って考えた方が建設的だし、人間的で優しい包摂的な感じではあるのかなと。
もちろん、いきなりその瞬間に向き合い方を整えなさい!とか言われても聖人じゃないので僕も無理です😅
だからその時は何も言わず、その後その気持ちを感じて、落ち着いて消化して、怒りじゃなくて尊敬の気持ちで相手に向き合えると思ってから声かけすると思います。
無理に急いで無理やり取り繕って言葉をかけようとしたところで、怒りがそれを邪魔するので僕の場合は難しいです。
なので、まずは自分が怒りの感情を整理できるスペースを作って、怒りの気持ちを感じる時間を作る。そして落ち着くまで待つ。それから消化して、というアプローチを取ります。
怒りの感情って気持ちよく無いので僕にとってはかなり辛いのですが、こうすることで「被害者マインド」に陥る事なく、関係を保つために嘘をついたりして自分の気持ちを犠牲にしなくても済みますし、ありのままの自分で相手に不誠実な対応をする事も減るんじゃ無いかな、と思います。
最終的には、こういう予想外のエピソードが起きる度に
「新しい向き合い方を教えてくれてありがとう!」
と感謝できるようになれるのが理想ですね。
この向き合い方を整える能力が使えるようになると、人間関係、夫婦関係、友達関係、職場環境など、色々な場所での生活が生きやすくなるのかな、と最近しみじみ感じます。
仕事も含めたあらゆる事に対しての向き合い方が幸福度につながると僕は思っています。いくら効果のある戦略、戦術などを知っていても、姿勢が整っていないと活用できないんですよね。
ではでは、今日はこの辺で。
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