僕は自分のクライアントには、
「上手く行ったことのみをやり続けましょう」
と言います。
FB広告、Yahoo、アドワーズ、チラシ等、色々な集客手段に手を出すのではなく、上手く行ったもの一つに「フォーカス」するという事です。
なぜなら、費用対効果の高い広告にお金をつぎ込む事で、集客力が上がり、その結果売上が上がるからです。
逆に色々な広告媒体に手を出しすぎると、どの媒体も中途半端な効果しか出すことが出来ず、集客が非効率になることが本当に多いです。
なので、売上効果の高い広告を作ることが出来たら、その広告へ数を多く集めることだけに集中して広告配信する、という意識を持って下さい。
最近も僕のクライアントから相談されました。
今までからFB広告を出していて、月に2人から5人ほどの個別クライアントを獲得している方がいます。その方から、
「FB広告だけだと不安なので、他の広告使って効果測定もしようと思っているのですが、どう思いますか?」
という相談を受けました。この方の場合には
「今は新しい広告媒体に挑戦するのは止めましょうか?」
とお伝えしました。
ただ、お客さんの前提次第では必ずしも駄目では無いです。
もしあなたがすでに広告を出して集客していて、すでにその広告媒体の最適化が済んだ状態で、仕組みとしてほぼ完成しているのであれば、試してみてもいいですよ、と僕は伝えています。
ですが、大抵のお客さんの場合は、一つの広告媒体から集客できる仕組みが出来上がる前に、他の媒体を作ろうとする方が多いです。
だから、僕の答えの90%以上はNOなんですけどね苦笑
例えばFB広告の場合ですと、最初のワークショップに5人が参加して、そのうち4人がバックエンドのコンサルに申し込みました。
24万円が4人で売上96万円です。
翌月にも同じようにワークショップを開催して、最初のワークショップには同じ5人が参加したのですが、今回は2人がバックエンドのコンサルを申し込んだとします。
そうすると、
「前回の半分しか申し込まれなかったから、FB広告以外の広告媒体も開拓しないといけない気がするのですが。。。」
という反応をされる方が多いです。ここで大事なのが、
「なぜ”4人”が”2人”に減ってしまったのか」
という原因を追求してそれを確認することなのに、そこは多くの人が避けるんですね。
例えば、この前はカウンセラーの方と話をしたのですが、前回のセミナーと比べると成約率が落ちたという話たったので、個別フォローアップでどういう話をしたのか具体的に聞いていきました。
僕:「今回の課題は「ワークショップに来てくれた人が個別コンサル、もしくは講座に申し込んでくれなかった」という事なのですが、今分かっているだけで、何が問題だと思いますか?」
クライアント:「話の中で3年くらいかけて的なことを本人は言ってたのを、そんなに悠長に構えてたら逆にいつまでたってもできない、という話をしましたが、本人が納得感なかったかもしれません。」
あなたはこの会話を聞いてどう思いますか?個別フォローの基本は、
「相手が気になる事は気にさせてあげる」
なのです。
なので、「3年間ぐらいで改善していこう」と思っているのであれば、それは基本絶対に否定しては駄目です。
その代りに、
「なんで3年間ぐらい掛けて改善しようと思っているのですか?」
という感じで、情報の裏側に隠れている根拠を聞きます。
その結果、なぜ「3年間掛けて改善しよう」と考えたのかというエピソードとか、信条、相手の目的もより明確に聞けるかもしれないからです。
それをせずに「悠長に構えていたらいつまで経っても出来ない」と否定してしまっている時点で、「ん?この人はなんか違うな」と思われた可能性が高いという事です。
という事がわかれば、他の広告媒体を試す前に、まずは個別フォローの精度をあげよう、と思えるわけです。
逆に言えば、いくら他の広告媒体を試したとしても、個別フォローの成約率が低ければ、どちらにしても個別コンサルに申し込む人は増えませんよ、という事です。
ということで、これはビジネスの鉄則なのですが、
「何かやって1人でも集客できたらそれをやり続ける」
という事を意識して下さい。
意外とできていない人ので、これをやるだけでも集客出来るようになります。
チラシをやって集客できたならチラシをたくさん撒けばいいし、オフラインの集まりで集客できたら、もっとオフラインの集まりに出ればいいだけの話です。
あと、「もっとやるのはしんどいから」という理由で、他の集客方法に逃げてしまっては結局集客に困ります。
確かに新規集客というのは一番しんどい作業です。時間、お金を一番使うからです。
でも、そこを「もっとやるのはしんどいから」という言い訳をせず乗り切ることが出来れば、あとはリピーターと口コミで90%以上ビジネスを続ける事が出来るようになります。
石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。
事業の現状や課題を10分から15分でヒアリング、その後30分から45分かけてその課題に対して「必要な設計」、さらにその設計を実行するための「アクションプラン」まで、石川が導きます。
僕の事業はいずれも伸び続けていますが、何か特別なことをしているわけではありません。
事業の原理原則に則って、当たり前の事を当たり前のように積み上げているだけです。
積み上がる事を積み上がるように設計し、途中で迷ったり悩まないようにアクションプランを計画し、あとは自分に課した約束を守り切る為に全力で行動しているので、当然の結果なのです。
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