サロン経営

集客のポイントは世界観を示すこと。

今日は集客に関して、
以前とは違う角度からの具体的な話しをしたいと思います。

 

というのも、集客は色々な方法論が出回っていますので、
人を集めるだけならはっきり言って簡単なのですが、
もっと根本的な部分を理解していないと、ビジネスとして成り立ちません。

 

瞬間風速的に人を集めたいのであれば簡単です。
お金を使って有料広告を出せばいいだけです。
安いところであれば20000円程度で500人の見込み客ぐらい集まります。

 

でも、僕はそういうビジネスを行いたくないですし、
そもそもそういうやり方で人を集めても、自分が体現した世界を構築出来ませんし、
長生きするビジネスにはならないので、結局また集客で苦労することになります。

 

そういう苦労はもうしてほしくないですし、
新しい人を集める事に時間やお金、努力を注ぎ込むぐらいなら、
今いる既存のお客さんに対して、もっとエネルギーを費やして欲しいと思っています。

 

ということで集客の具体的な話を始めますが、まずはフレームワークから説明しますね。

 

集客にも2つの種類があって、

・無料のコミュニティー(グループ)への集客
・有料のコアなコミュニティー(グループ)への集客

があります。

 

まず、無料のコミュニティーへの集客に関して説明します。
このコミュニティーへ人を集める際に大事になるのが、

「世界観に興味を持ってもらう」

事です。
言い方を変えると、自分の視点を通した意見に魅力を感じてもらう、
という事です。

 

例えば、アプリビジネスをしているのであれば、
世界観が示されているような無料のアプリを配るというのはありだと思います。
他にも、僕のようにブログ記事を書いたり、という事です。
その時に、ただ単に情報や知識を提供するのではなくて、
圧倒的に役に立つもの、もしくは面白いものを提供するのが必要です。

 

中途半端な商品を渡すと、それが世界観や理念にも反映されて、
お客さんもアプリやブログ記事、フェイスブックの投稿を通して感じます。

 

これが出来るようになると、
色々なアプリを提供することが出来るようになりますし、
極端に言えば、「世界観を示せる物」であれば、アプリじゃなくても良くなってきます。

 

僕であれば、あくまで僕の視点を通しての意見を語っているわけですから、
何のトピックだろうと良くなってくるのです。

 

なぜなら、このやり方で集まってくる人は、
世界観に興味がある人であって、必ずしもアプリに興味がある人だけでは無くなります。
僕の場合で言えば、芸能人のスキャンダルを話題にしたり、
今流行りのPokemon Goからコミュニティーづくりを学んだり、
テレビ番組を通して超個別対応とは何か?の例を示したり、
と、どんなものからでも学べること、伝えられる事が見えてきます。

 

要は、自分の身の回りで起きる事全てが、
無料のコミュニティーへ招待する為の「題材」として使えるわけです。
そうなると、話のネタに困るなんて事はあり得ません。

 

その結果、有料のコアなコミュニティーを作る際に、
例えば、必ずしもアプリ関連の商品やサービスを提供する必要が無くなり、
色々な物を紹介できるようになります。
(当然、世界観が壊れないものを用意しなければなりません)

 

僕の場合で言えば、英語塾の先生が入ってきたり、
自己啓発のコーチとか、医者や歌手、アロマ講座主催者とか、
生涯教育カウンセラーや投資コンサルタントとかもクライアントにいます。

 

別に誰が入ってこようと構いません。
なぜなら、ビジネスの本質というのは変わらないので、
どの業種であろうと、本質を採用して業種ごとに落としこむことが出来れば、
体現したい世界を構築することは可能だと思っているからです。

 

ちなみに、その人達が入ってきた理由を聞くと、各個人に響いたキーワードが違うんです。
ですが、どのキーワードも僕の「世界観」から出てきているものなので、
同じ志を持っている人が僕のクライアントになります。

 

さらに、こうやって色々な業種のスペシャリストが入ってくれたお陰で、
歌手に英語の先生を紹介できたり、自己啓発のコーチにアロマ講座をオススメできたりと、
異なる視点から皆さんの人生を豊かにするお手伝いが出来るようになりました。

 

次に有料のコアコミュニティーへの集客方法ですが、
ここで重要なのが、

「参加型のコミュニティーを作る」

という事です。

 

今までのビジネスは「需要と供給のバランスを調べて、
需要が多くて供給が少ない場所を見つけて、その場所に向けて商品を提供すれば売れる」
という流れが普通でした。

 

この流れの場合は、ビジネス側だけが商品を作るわけです。
しかし、このフレームワークには問題があります。

 

まず、提供側と受け手側が完全に別れてしまっている点です。

 

これの何が問題かと言えば、
受け手側の意志が反映されづらい点にあります。
「いや、うちはしっかりお客さんの声を聞いて、
それを元に作っているので、そんな事ありませんよ」
という方がよくいらっしゃるのですが、
お客様に直接フィードバックを貰っても、得られる情報なんてたかが知れています。

 

例えば、僕のお客さんに何の情報が知りたいですか?
って聞けば、

「集客のノウハウを教えてほしい」
「ブランディングの方法を知りたい」
「コンテンツの作り方を聞きたい」

という感じの答えが来るに決まっています。

そんな事は既に知っていることなので、正直言って聞くまでも無いのです。

 

僕が知りたいのは、上記のような「顕在化されたニーズ」ではなく、
言葉として出てこない「潜在的なニーズ」なのです。

 

これは、明確に言語化されていなかったりするので、
ダイレクトな質問からでは導き出せない答えです。
じゃあどうすれば良いのかといえば、クライアントにはよく伝えていますが、

「一人の人と徹底的に対話をする」

という事が必要になります。

 

対話をしていく中で、色々な話が出てきます。
直接ビジネスに関係のあることや、全く関係の無い人間関係の事だったり、
社会現象の話や、環境問題、その方の趣味だったり。
そうやって色々な知識が集まっていく内に、なーんとなく共通のテーマが見えてくる時があります。

 

これは、喋っている本人も気づいていない事が多く、
だから、とにかく関係ないと思われる話題を語る事が
結構重要になってくるのです。

 

これが一つの問題で、
もう一つの問題が「簡単にノウハウはコピーされてしまう」という事です。

 

ビジネス側から提供する一方であれば、
例え企画した時には、どの会社もまだ未開発のノウハウなので、
一人勝ち出来るように見えますし、実際に最初は稼ぐことが出来るでしょう。

 

ですが、情報が動きやすい形のインフラが整ってしまった今では、
そのノウハウは瞬時に色々な人に伝わり、
競合会社がすぐに同じような商品やサービスを開発するでしょう。

そうなると、今度は価格競争に巻き込まれます。

質が同じなら、値段で勝負だと。

 

この戦略で勝てるのは、資金が豊富にある大企業だけですので、
僕らのような中小企業が採用する戦略ではありません。

 

じゃあどうしたらいいのか?という話になりますが、
僕が行っている方法は、
無料のコミュニティー(有料でもいいのですが)に集まった人と一緒になって「理想の世界へ行く方法を考える」
という考え方になります。

 

要するに、ビジネス側とお客さん側という風に分けずに、
一緒に企画を考える「仲間」という風に見立てて活動していくのです。
このビジネス側もお客さん側も一緒に共有しているスペースの事を

「コミュニティー」

と呼んでいます。

 

そういう「参加型のコミュニティー」を作ることで、
商品づくりの過程に携わった人の「コミットメント」を取ることが出来るので、
出せばヒットする企画しか出来上がりません。
(正しくやればの話です)

 

その際にメルマガやスカイプ等でメンバーとやり取りしていく事になりますが、
これが先ほど行った「徹底的な対話」をする場なのですが、
確かに大変なのですが、挑戦していくしか無いですね。

 

とりあえず集客に関しての大まかなフレームワークは以上になりますが、
また何か分からないことが出てきましたら、
遠慮無くドシドシ連絡頂ければと思います。

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