組織化

「未来に寄り添う」リーダーシップの正解探し

「寄り添う」ということについて、自分なりに考えて試行錯誤してきました。その中で、今もっともしっくり来ているのは「未来に寄り添う」という解釈です。

最初は、相手の現状に寄り添うだけでは結果が出ないと考えていました。だから自分の未来や目標へ向かう姿だけを示し、「ついてこい」というスタイルでやってみた。でも結果が出た時に振り返ると、そこには誰もいませんでした。

その反省から翌年は徹底して「寄り添う」ことに挑戦。仲間の横に立ち、その現状を丸ごと承認しながら一緒に伴走しようとした。でも、今度は以前よりも結果が半分以下しか出ませんでした。「寄り添う=現状を受け入れること」だと思い込み、問題や成長につながらない思考・行動まで丸ごと受け入れてしまった結果です。

この時、途方に暮れました。「これが寄り添うってこと?成長や成果と寄り添いって両立できないんだろうか?」と悩みました。

そこで、「どこに寄り添えば良いんだろう?」と本気で考え続け、気づきました。相手が大きく変わらなくても、少しだけ変化しやすい環境を整えること――そんな仕組み作りなら、むしろみんなが無理なく成果を出せるのでは?と。

取り組む環境をデザインし、仕組み化に着手した結果、これまで以上の成果が出ました。挑戦しすぎてキャパオーバーになることもなく、自然と結果が積み上がるようになりました。

でもその一方で、「能力開発」の機会は減っているようにも感じます。環境が整えば成果は出るけれど、組織が大変な時や環境が崩れそうなとき、一緒に先頭で動いてくれる地力やガッツのある仲間が育ちにくいリスクも実感しました。

そんな中、過去に自分が成長できた場面を振り返ると、いつも「未来に寄り添ってくれる先輩」がいました。ただ背中を見せるだけじゃなくて、本気で自分自身と向き合い、未来に寄り添う努力をしてくれていました。そのおかげで挑戦する勇気が生まれ、成長につながったのです。

結局知っていたはずの答え――「人と本気で向き合う」ということから逃げていた習慣が、自分の限界だった。「未来に寄り添う」とは、ただ先を示すのではなく、本気で向き合いながら伴走すること。

遠回りしたからこそ仕組みづくりを学べたし、たくさん失敗したからこそ本当の寄り添いの意味も少しずつ理解できるようになりました。まだまだ未熟ですが、この気づきがリーダーとしての自分の財産になっています。

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