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究極のビジネスモデルをキャリアカウンセラーに当てはめてみる

こんにちは。石川です。

 

先日から集客の事に関して話していましたが、
絶対に忘れてはいけない事があって、それは、

「集客というのはビジネスで成功する為に必要な要素の一つ」

であって、それ以上でもそれ以下でも無い、ということです。

 

ちなみに、他の要素というのを以下にご紹介します。

・理念、世界観(コンテクスト)
・ブランディング(理想のお客様とは?)
・コンテンツ(どういう商品やサービスを提供したいのか?)
・マーケティング(ここが集客に当たります)
・コミュニティー(今のサービスをより向上させるにはどうしたらいいか?)

 

という感じで、
ビジネスは大きく分けると5つの要素に分けることが出来ます。

 

そして、この5つの要素を組み合わせたフレームワークを
自分のビジネスに採用することで、上手く回っていくようになります。

 

逆に言えば、この5つの要素を考えずにビジネスをしても、
どこかで不具合が生じて、中々上手く展開していきません。

 

例えば、コミュニティーが上手く出来ていなければ、
実は集客に困るようになります。
なぜなら、いつも新規のお客さんを入れ続けないといけなくなるからです。
だから、集客にエネルギーを大量に消費するビジネスが出来上がります。

 

あと、理念を明確に提示できていないビジネスは、
コンテンツに困るようになります。
なぜなら、コンテンツはお客さんと一緒に作るものだからです。

 

理念を共有できていないお客さんと、
一緒になってコンテンツを作るのなんて無理ですよね?
(価値観は違っても構いません)

 

という感じで、5つの要素はお互い密接に関連しあっています。

 

もちろん、このフレームワークをすぐに完成させる事は無理ですし、
常に見直しながら進めていくものなので、
出来ていないからと言って落ち込む必要は無いのですが、
この概念を知らずにビジネスを始めることは、
地図を持たずに航海に出発するのと一緒ぐらい無謀な事ですので
(要は博打とかギャンブルと一緒)
ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

 

その上で今回は、
この5つの要素をビジネスに落とし込んでいく上で重要な、
3つの概念についてお話したいと思います。

 

何回か触れている考え方なのですが、
知っている方は復習も兼ねて読んでみて頂ければと思います。

 

その3つとは、

1,教育的要素を含める
2,顕在的ニーズと潜在的ニーズ
3,再定義

という3つの概念です。

 

実は以前にお客さんから、今日の話題に関連した質問を頂いたので、
この質問に答える形で説明しようと思います。
(多少の加筆、修正を加えました)

ーーーーー
そもそも「キャリアカウンセリング」自体をビジネスにつなげられるのか?
に自分自身が疑問を持っている部分があります。
実際には公的機関(ハローワーク)の契約職員、
大学キャリアセンター(契約職員もしくは派遣)といった働き方が多いので・・・。
ーーーーー

キャリアカウンセラーという職業は、
独立したビジネスとして成り立つのか?
という質問でしたね。

 

結論から言えば、どんな業種であれビジネスになります。
ただ、ここでいう「ビジネス」というのは、「お金を生むことが出来る」
という意味で使われていると思いますが、私の意味は違って、

「社会が少しでも良くなる価値を貢献できる」

という意味でビジネスという言葉を使っています。

 

だから、キャリアカウンセラーだろうが、寿司屋だろうが、
ふとん屋、結婚相談所、通訳、終活、何でもビジネスになるんです。

 

「じゃあどうやって繋げたらいいんだ?」

 

という疑問が湧くと思いますが、
ここでのキーになる考え方が「教育産業」とくっつける、
教育的要素をビジネスに含める、という考え方です。

 

どういうことかと言えば、
例えばペットショップとかで言えば、
「優しくペットに接する方法」とか、
「ペットに心からの笑顔を与える飼い方」
を教える形でお客さんを教育することが出来るし、

 

インド料理屋であれば、
「ヨガを通して健康になる」とか、
「アーユルヴェーダを学んで自分に合う食事を見つける方法」
という感じで教えることが出来るし、

 

英会話教室であれば、
「好きな英語を使って独立起業する方法」とか、
「英語の勉強を通して論理思考を身につける方法」
という考え方を教えることも出来るし、

 

銀行に対してであれば、
「返済をしっかりしてくれる企業を選ぶ方法」
という感じで教育する事も出来るし。

 

。。。という感じで、
どんな業種でも教育産業と結びつける事が出来て、
そうすることで、今までに存在しなかった価値を作ることが出来ます。

 

そして、この教育産業とくっつける際に、
同時にビジネスを作る方法も学ぶ必要があります。

 

その方法には大きく分けると2つあって、

・ニーズを満たすビジネス
・ウォンツを満たすビジネス

があります。言い方を変えると、

・ニーズを満たす=顕在化されたニーズを満たす
・ウォンツを満たす=潜在化しているニーズを満たす

とも言えます。

 

具体的に言えば、ニーズは、顕在化している悩みに対して、
物やサービスを提供して解決する事を言います。

 

ウォンツというのは、
顕在化していない潜在的に存在している悩みを
解決する事を言います。

 

そして、これからの時代に必要なのは、
ウォンツを満たすサービスや商品です。

 

「じゃあウォンツ(潜在化されているニーズ)の正体は何なのか?」

 

端的に言えば、
自分の人生を良くするためにはどうすればいいか?
という成長欲求です。

 

少しでも自分の人生をより良いものにしたい、
と人間誰しもが心のどこかで思っています。
しかしその欲求は、大抵は顕在化されてなくて、
表に見える時には、顕在化ニーズとしてしか移りません。

 

ところが、人間の欲求の本質的なところを読み解くと、
奥底の潜在化されている部分には、

「自分はもっと成長したい」
「自分はもっと生活を向上させたい」

という思いが誰しもに潜んでいるのです。

 

ということは、当たり前ですが、
マーケットは全人類という事になります。

 

この潜在化されているニーズを満たすことに、
これからのビジネスは注力するべきなのです。
なぜかといえば、

「一生満たされない欲求だから」

これです。

 

要するに、人間ってのは一生成長したい、
って潜在的には思っている生き物です。

 

だから、そこを常にフォーカスし続けて、
お客さんを常に成長し続けさせようとしている企業というのは、
お客さんだけでなく、会社自体も一緒にずっと成長し続けます。

 

企業が成長し続けるというのはどういう事かと言うと、
そのお客さんの一生に付き合うという覚悟を決めている、
という事です。

 

これがマーケティング業界ではよく使われる
究極のLTV(ライフタイムバリュー)です。

 

要するに、生きている限り一生お客さんなのです。
(厳密に言えば、お客さんという呼び方は適切では無いのですが、
ここでは分かりやすいようにあえて呼んでいます)

 

これを、キャリアカウンセラーに当てはめてみましょう。

 

まず、顕在化しているニーズというのは、
おそらく仕事が欲しい、とかでしょう。

 

そして、キャリアカウンセラーとしてお手伝いするのは、
いかにして、その人の希望にあった仕事を見つけてあげるか?
という感じでしょうか。

 

これだと、このニーズが満たされた時点でサービスは終了しますので、
コレ以降はビジネスとして一緒に関わらなくなります。
こういうビジネスモデルの事を

「ニーズを満たすビジネスモデル」

と呼んでいます。

 

ところが、潜在化されているニーズにフォーカスを当ててみると、
色々な顕在化する可能性のあるニーズが見えてきます。

 

復習ですが、潜在化されているニーズというのは、
成長し続けたい、という欲求のことです。

 

例えば、仕事を見つけられたとしても、

・もしかしたらまた転職するかもしれない
・独立したいと思うかもしれないし
・新しく興味が出てきたものがあるから、勉強したいと思うかもしれない
・留学したいと思うかもしれない
・結婚するかもしれない
・子供が出来るかもしれない
・離婚するかもしれない

 

要は、最初にキャリアカウンセラーとして接した後にも、
その人の人生というのは続くのです。

 

そこまでお世話してあげる事を考えた時に、
その場のキャリアだけではなく、
一緒に「人生のキャリア」をサポートしてあげるようなサービスが出来れば、
その人にあったもっと長い付き合いの、濃いカウンセリングが出来ると思いませんか?

 

ここで登場するのが、

「ビジネスの再定義」

という考え方です。

 

要は「キャリアカウンセラー」という言葉の再定義を勝手にしてしまうのです。

・既存の定義 = 仕事を見つけるお手伝いをする
・新しい定義 = 人生のお役目を見つけるお手伝いをする

みたいな感じで。

 

。。。という感じで、先ほどのおさらいになりますが、

・今あるビジネスと教育産業とをくっつける
・顕在化されたニーズではなく、潜在化されているニーズを満たす
・既存の概念を勝手に再定義する

 

ことで、今まで存在しなかった価値を生み出すことが出来て、
結果的にニーズが生まれてビジネスがうまくいくのです。

 

こうすれば、既に出来上がっているパイの奪い合いをする必要がなく、
むしろパイの分母を広げるお役に立つことも出来るので、
社会に存在している価値の量を増やすことが出来ます。

 

教育的要素を含める事で、人の成長の役に立つビジネスが出来て、
そういう自分の理念を社会に提示していくことで、共感してくれる人を集めることが出来て、
その人達と一緒に理想の世界を体現する方法を考えながら、
思いついたアイデアを実現するためにお金を仲間からいただき、
そのお金を価値的に使いながら、今までにないような世界を一緒に構築していく。

 

こういう理念に基いてビジネスをする人が一人でも増えたら、
もっと社会は本当の意味で豊かになるんじゃないかなー、
って思っています。

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