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なぜ収益がマイナスでも事業を続けようとするのか?

今日は集客にはあまり関係ない話ですが、
たまにはこういう話もいいかなと思いシェアしますね。

かれこれ3年ほど運用していたウェブサイトが、
思いもしなかった人にハッキングされてしまいました苦笑

やっと取り返したばかりで、何も載せていないので紹介しませんが、
要は、音楽を無料でストリーミングで聞くことが出来るサイトです。

以前はプラグインをダウンロードしてもらう形にして、
インターネット環境が無い人でも聞くことが出来たのですが、
Googleからの締め出しにあい、結局ストリーミング対応に変更しました。

収益としては、初年度がだいたい月US6000ドル(日本円約60万円)で、
契約を結んでいた広告会社が悪さをしていたようで、
段々と下がって2年目は約4000ドルにまで落ち込みました。

その後、さらに落ち込み一時期は1000ドル程度にまでなってしまったのですが、
マネタイズの方法を変えて一気に取り戻し、
だいたい月5000ドルぐらいの水準まで戻したのですが、
なんと、今度はハッキングの被害に合いました。

まあここまでならよくあることなのですが、
なんと今回は、僕のパートナーの会社内のシニアプログラマーが、
勝手にIPアドレスを盗んで、別サイトにリダイレクトを掛けたんです。。。

やっと収益も戻ってきて、さらに収益を上げる為の道筋も見えてきた時に、
こういう被害にあうと正直凹むんですけど、
この感覚が大衆が感じる感情なんだろうな、というのが学べて良かったです。

 

どういう事かと言えば、ちなみに今は、この逃亡中のシニアプログラマーを訴えるために、
弁護士費用だとか専門家へのお金も掛かっています。
ちょっと前に弁護士費用払ったばかりなのに、また払わないといけないとか、
本当にお金が出ていってばかりで嫌になります。

また、新しいシニアプログラマーを雇う為の面接とかで、
こういうことも今ではグループでカンファレンスをするのですが、
時間も掛かるので、結構忙しいです。

これ、一般の人なら泣き寝入りで終わる部分なんですよ。
なんで分かるかと言えば、僕も今までに何度となくされてきたからです。

で、大抵の場合は弁護士費用と専門家への費用でかなりの金額が飛ぶので、
普通なら諦めてしまうんですよ。
で、おそらく相手もそれを多少は狙っていたんじゃないかと思うんですね。

要は、目先の利益を考えれば、取り返そうとする方がお金がむしろ掛かる。
何も悪いことしていないのに、なんでウチラがお金払わないといけないんだ?

しかも、取り返せる保証も何も無いのに、そこまでやる価値があるか?
って考えると、やっぱり気持ちが揺れるわけですよ。

しかも相手が国外にいるわけですから、さらに希望が薄れるわけです。

しかし、僕らはどこまでも追いかける事を選択したんですね。

 
じゃあ、なんでここまでの労力を掛けてまで取り戻したいかと言うと、
このサイトが持っている可能性がとてつもなく大きいからです。

先程も言いましたけど、このサイトはかつてはプラグインで提供していて、
ブラジルで1番の音楽無料ダウンロードサイトでした。

ブラジルって、全人口が1億人程度いるのですが、
そのほとんどの地域で使われているサイトだったんですね。

勘の良い人は分かるかもしれませんが、
そのユーザーを全てこちら側で管理できていれば、
もう稼げない理由がない、ってぐらいの顧客リストなわけですよ。

しかし、細かく言うと複雑になるので省略しますが、
要は、僕らはリストは持てない状況だったのですが、
運用していた広告会社はおそらくIPアドレス等で把握していたはずなんです。

僕らがこの事実を知らなかった間に、広告会社はきっとボロ儲けしていたんですよ。
月6000ドル程度の収益だった時に、おそらく広告会社は20000ドルは稼いでいたと思います。
月ですよ、月に。しかも他人のプラットフォームを使って。

 

情報を知っているのと知らないので、これだけの差が生まれているって事です。

これ知った時は、めちゃくちゃ悔しかったですけど、
まあ過ぎてしまった事ですし、文句をダラダラ言ってもしょうがない。。。
大事な事は、そのリストをシェアしてもらうことだと思って、
根気強く相手と交渉しようと試みていたところだったんです。

結果としては、リストをシェアして頂くことが決まった訳ではないのですが、
相手とつながれた時点で可能性はあるので、
これからどうやって上手く話を進めていき、リストをシェアしてもらうかって事を、
パートナーと話し合っていた矢先にハッキング被害にあった、という事です。

これだけ騙されると、本当に多少の事では動じなくなりますね笑
ま、今回の出来事は僕が直接騙されたわけではないのですが、
ふと、社内の人間に騙されたという点では、以前に自分の身に起きた事を思い出しました。

外部の人間からハッキングされないようにセキュリティをしっかり固める、
というのは当然みんなやっていると思うのですが、
運用を任せている人とかが悪さをする、という方が意外と多いのかな、
と最近思うようになりました。

ハッキングして逃げればどうなるかぐらい、大の大人なら分かると思うんですが、
感情に心を支配されてしまうと、あり得ない行動に出るんですよね、人間って。

そういう輩になるつもりは最初は無くても、
目の前にお宝が転がってくると、つい悪魔に心を売ってしまう、
人間の心は本当に移ろいやすいな、としみじみ感じました。

だからって、人間不信になるような事はありませんけどね。
悪い一面もあれば、その何倍もの良い一面も見させて頂けているので、
やっぱり様々な人間模様、そして波乱万丈の人生には逆に感謝しないといけないな、
とむしろ思います。

英語の言葉に「No pain No gain」というのがあるのですが、
要は、痛みが無ければ何も得られない、みたいな意味で、
よくスポーツ選手に対して使われたりする言葉です。

ビジネスでも一緒ですね。
大衆と常に違う動きをすることで、自分の予想以上の結果が得られます。
大衆は常に間違うんですよ。

それもあって、僕の中では今回ウェブサイトを奪い返すと決めました。
だって、大衆ならもう諦めているところなので。

それはそうと、
とりあえず、ウェブサイト取り戻さないとですね苦笑

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