サロン経営

2019年以降のブランディングは「誰をお客さんにいたいか?」を決めること

今日の質問は、こちらになります。
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自己ブランディングについて質問なのですが、英会話教室での自己ブラングって具体的にどういったことでしょうか?
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これは僕が勝手に考えた事なので、
そしていつもの通り、結構長いのでw
もし興味があれば、時間のある時に読んでみてください。

役に立つようであれば、勝手に使ってくれて結構です。

まず、そもそもビジネスとはどういう仕組で成り立っているのか?
という話から、ブランディングの話に移ろうと思います。

じゃないと、重大な勘違いをしてしまう可能性があるので。

ビジネスというのは大きく分けると、
5つの要素から成り立っていると見ることが出来ます。
(ここでは5つに分けてお話します)

1,理念(どういう理想の世界を作りたいのか?)
2,ブランディング(誰をお客さんとしてビジネスしたいのか?)
3,コンテンツ(どういう商品やサービスを提供して、役に立ちたいのか?)
4,集客(どうやって商品やサービスを知ってもらいたいのか?)
5,コミュニティー(どうやったら、今の商品をよりよく出来るか?)

という5つですね。
初めて聞く人は、しっかり覚えておいて下さい。

で、今回の質問は、この2番めに当たります。

「誰をお客さんにしたいのか?」

というのがブランディングになります。
そして、それをどのようにして「英会話スクール」に落としこむか?
という事ですね。

ここで、ブランディングについて掘り下げる前に、
一つだけ注意事項をお話します。

それは、

「5つの要素が正しく噛み合って、初めて価値を提供出来る」

という事です。

世の中のビジネスを見てみると、
この5つに焦点を当てて活動している会社と、
2つとか3つだけに目を向けているビジネスがあるのが
すぐに分かります。

特に

「自分の理念をビジネスの形にする」

という1番目が出来ていない会社が多いです。
これはもちろんその方たちのせいじゃなくて、

「そもそも教えられる人が少ない」

っていうのが現状なのですが、
この結果どういう事が起きているかというと、

「良い商品があるのに売れない」

という現象がそこら中で起きています。

僕は、ビジネスにとって「商品」だけでなく、
集客やブランディングにも、
その方の「世界観や理念」が反映されると思っています。

だから、折角商品が徹底的な努力によって、圧倒的なレベルに達しても、
集客やブランディングが微妙だと、その商品の可能性を引き出せません。

僕のクライアントによくある例を紹介しますけど、
コンサルする前は、
とにかく人が集まりさえすればいいって感じの集客をしていたので、
お客さんの質とかに文句を言います。

「コミットメントが足りないんですよね。。。」
「ハイメンテの人ばっかりで、こっちが疲れちゃいますよ。。」
「若い子は軽い気持ちで申し込んで、結局払わないのでね。。。」

みたいな感じです。
これは僕からすれば当たり前で、
理想のお客さんが来ない理由というのは、

「自分の理念や理想の世界をはっきり示せていないから」

なのです。

要は、5つ全ての概念が出来上がって、
初めて最高の価値が提供できるのです。
なぜなら価値というのは

「組み合わせ(関係性)」

によって決まるのです。
にも関わらず、
ほとんどの人は「商品」にしか目を向けていません。

こういう現状が残念でならなくて、
だからこそ、このサービスを始めたんですよね。

。。。と、ここまで簡単に注意事項を説明しましたが、
ここからが本題です。

先ほど僕は、ブランディングというのは

「誰をお客さんにしたいのか?」

と話しました。

で、英会話スクールに落としこむと、どうなるか?
という質問でしたが、一つオススメの方法をお伝えします。

これは、英会話スクール以外でももちろん使えますので、
これからビジネスを始めようと思っている方は、
ぜひ参考にしてみてください。

じゃ、早速答えをお伝えしますが、

「お金持ち(富裕層、経営者)を対象にビジネスを展開する」

になります。
特に、まだ足を踏み出していない人にはお勧めのターゲットで、
もしビジネスを既にされていても十分通じる方法です。

なぜ、お金持ちを対象としたビジネスを展開するのを提案するかというと、
よくある本とかには

「お金を持っている人の方がお金を使ってくれるから」

という事が書かれています。

。。。確かにその角度からでも間違いでは無いのですが、
じゃあなんでお金を持っている人の方がお金を使ってくれるのか?
に関して細かく書かれている書籍はあまりありません。

この点に関して、少し説明したいと思います。

まず、お金持ち層に商品やサービスを売るほうが難しい、
と考えている人が多いのですが、
(僕自身も昔はそう考えていました。)

まったく逆で、お金持ちに売るほうが圧倒的に楽なのです。

端的にその理由を言えば、

「もっとお金を使いたいのに、使う場所が無い」

と悩んでいるのです。

お金を持っている人は、
基本的な欲求が満たされていて、
より自分が成長できる事にお金を費やしたいと思っています。

「こういうサービスがあれば使うのに」

というサービスを思いつくことは多々あるけれど、
実際には存在しないって事がよくあります。

ちなみに上で話した事は、
直接クライアントから話しを聞いたことだったり、
クライアントの知り合いから聞いたことなので、事実です。

もちろん、普段からDVDやセミナー、
書籍等に山程投資はしているのですが、
一つに掛かる費用がそこまで高くないので、
結局はお金を余らせてしまっている状態の人がたくさんいます。

そういう人たちであれば、
いくらお金が高いサービスであろうと買います。
むしろ、他の人が買えないサービスを買えるというのに満足感を抱いて
購入する人もいるぐらいです。

じゃあ、そういうお金持ちを満足させる為に、
どういうサービスや商品を提供したらいいのか?

ここで僕がオススメするのは、
まず一番初めに

「今考えつく限りで最高のサービスを作ること」

を考えるようにすすめています。

特に、マンツーマンで教えるのはオススメです。

他には、自分にスキルが無ければ、誰か専門の人を連れてくるでもいいし、
とにかく自分が思いつく限りの最高のフルコース最高メニューを創ります。

そしてその後に、そのフルコースメニューに値段を付けます。
これは、企画が決まった後に値段を決めましょう。
とにかく、最高のコースを提供したらいくらになるか?
というのを決めます。

どこまで高くなるかは人それぞれですが、
驚くぐらい高くなっても全然オッケーです。

「こんな値段じゃ買わないんじゃ。。。」

と思うぐらいの値段でも良いのです。
なぜなら、端的に分けて3つ理由があります。

1,お金持ちは、人が買えないものを買う事に価値を感じるから
2,他のメニューが安く感じるから
3,お金の投資先に困っているから

1番目は希少価値と呼ばれています。
他の人が買えないものを買える事によって、
喜びを感じたりするような人もけっこうお金持ちにはいるのです。

3番は先ほど軽く触れたと思いますが、
重要なのでもう一度言いますが、

「自分の成長の為やお金を循環させるために使う先を探している」

のがお金持ちなのです。
当然、自己顕示欲や豪遊するために使う人もいますが、
そういう人ばかりでは無いのも事実です。

というか、メディア的にウケが良いので

お金持ち = お金が有ることを自慢する

というイメージを表に出している人をあえてピックアップしています。

ですが、表でみるお金持ちが、
自然と自己顕示欲の強い人ばかりになっているだけで、
本当は自己成長するための投資に使っている人がとても多いです。

そして、2番めについてもう少し説明したいと思います。

これは、要するに

「アンカリング」

としての効果です。

どういうことかと云いますと、
例えば、ブログのサイドバーに1,000円の商品ばかり載せている人は、

「格安商品を扱っている人」

という感じで訪問者には認識されます。

そこに、その高額商品を載せると、
一気にその場の基準が引き上がるわけです。

簡単にいえば、

「1000円がとても安く感じる」

という事です。
人間が感じる価値というのは、
その場の基準によっていくらでも変わります。

例えば、そこら辺にある自動販売機のジュースだと200円でも高く感じるけれど、
お祭りとかで300円とか400円でも普通に感じてしまうのは、
まさに「場の力」の影響を受けているのです。

なので、「高いから買わないんじゃ。。。」
と思って遠慮するのではなく、
思い切って高額商品を載せた方がむしろいいのです。

「でも、どのようにしてそのお客さんにアプローチしたらいいのか?」

ということですけど、
いくつも方法というのはあるのですが、
効果的な方法を一つ教えます。それは、

「企画を最初から最後まで考えて直接オファーする」

という方法です。

ここで重要なのが、
こっちで最後のゴールまで決めてしまうことです。

私にもよくメールが来るのですが、例えば

「私はソフトウェア開発が得意です。何かあれば連絡下さいね。」

とか、

「私はライターで、今までにもたくさん記事を書いてきました。
なので、もし書いて欲しい記事があればぜひ言って下さい。」

「今回新しい商品のプロトタイプが出来ました。
もし興味があれば送りますので、
まずはメール頂ければと思います。」

などほぼ毎日最低1通は来るのですが、
これは一番最悪なオファーです。

なぜなら、

「どのように価値を提供するかを、相手に決めさせてしまっている」

からです。
親切心のつもりでしょうが、
このメールを受け取った時点で僕の気持ちは

「考えるのが面倒くさい」
「返信するほどでもない」

となって、二度と頼むことは無いのです。

だから大事になってくるのが、

「オファーを出すなら、こちら側が価値の提供の仕方まで全て決める」

事です。
さらに、そのオファーを手に入れる事によって得られるゴールまで
明確にして伝えることも大事です。

要するに、

「考えることによって消耗するエネルギーを、相手に出来る限り使わせない」

という事が大事です。

。。。ということで、これが私がアドバイスをしている人に伝えている
ビジネスを始める上で大事な「基礎」になります。

このまま使うのも良し、
応用して自分なりにカスタマイズして利用してもらっても構いません。

それと一つ言い忘れたことがあります。
それは、

「最高のサービスを提供する事で、相手の満足度が上がる」

という事です。

お客さんの満足度を高めるためには、
提供するサービス、商品の質を出来る限り高めないといけません。
そして、そのサービスのレベルをあげるためには、お金が必要になります。

だから、高額のお金をチャージすればするほど、
満足度の高いサービスを提供することが出来るようになります。
最終的にはお客さんの満足度の為、と考えれば、
高額の商品やサービスを提供する事に対する抵抗も少なくなりませんか?

このパラダイムも、もし良ければ参考にして下さい。

ということで、一旦ここで終わりにしたいと思います。
もし何か付け足してほしい点がありましたら、
遠慮無く聞いて下さいね。

とても長くなりましたので、
お時間のある時に何回も読んでみてください。

実際にこの考え方を採用して行動する人は少ないので、
やったもの勝ちなのです。

それでは、ありがとうございました!

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