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まずは1人に全身全霊を注ぐ

こんにちは。石川です。

ネットビジネス(アフィリエイト等)を学んでいる人が通る道なのですが、
皆、すぐに「効率化」「自動化」みたいなものを求めようとしてしまいます。
これは、僕自身も経験があります。

確かにネットビジネスには多くのメリットがあります。
一つは「レバレッジ」と呼ばれるものです。

レバレッジは、てこの原理の事なのですが、
要はネット(FB等)の媒体を通す事で、時間、空間を超えて、
物理的に会える人数より、圧倒的に多くの人と繋がりを持つことが出来ます。

その結果、完全自動で売り上げを出す事、
不労に近い収入を得ることが可能になります。

現在、ネットビジネス業界でも頻繁にみるプロダクトローンチも、
その力を利用している端的な例ですね。
他にも、ステップメールを設置して、そのメール内で教育して、
最終的に商品を購入してもらう事で、自動で売上が上がる仕組みも出来上がります。

僕自身も一時期やっていた時期もありましたし、
実際に僕が教えているクライアントでも、取り入れているビジネスもあります。
だから、それ自体が悪かというと、そういう事ではありません。

そして、そういった事に憧れる気持ちも分かります。

しかし、今、自動化で上手くいっている人も、
最初からいきなりそれができたか?っていうと、
全然そんな事は無くてですね、むしろ結構泥臭い事をやっているのです。

おそらく今業界で有名になっている方もそうだったと思います。

そこで僕がいつもクライアントにオススメしているのが、

「まずは1人に全身全霊を注ぐ」

という事です。

ネット上に散らばっている情報を読み漁っているだけで、行動出来ていない人とか、
基本が出来ていないために、どうもテクニックばかりのアドバイスを行って、
更に迷走してしまっている人が、一歩でも行動出来る事を祈りつつ、
僕の失敗談を元にたどり着いた学びをシェアさせて頂きます。

僕の場合は、正直に答えますが、
最初っから効率化を求めて、とても上手く行ってしまいました。
これは自慢でも何でもありません。

なぜならその結果、あまりにビジネスが上手く行き過ぎて、
普通なら成功するまでに通るべき「一人にエネルギーを注ぐ」事の大事さを、
全く体感せずに、自分は何でも出来る、と錯覚してしまったのです。

その結果、売り上げ的には順調に伸びていきましたが、
一人とのやり取りを疎かにしていたので、常に新規集客をしなければならず、
理想である「ほぼリピーターだけで回るビジネス」を実現出来なかったのです。

そんな時にある哲学書を読んでいて、一対一の関係性の大事さに気付かされ、
効率化を度外視した、一人ひとりとの対話運動をスタートしたのです。

ですが、これが思っていた以上に大変でした。。。
なぜなら、集客を効率化に頼っていたので、いざやろうとしても、
一人にエネルギーを注ぎ込むのが、とてもつもなく面倒くさいのです。

この体験を通して、痛いほど身にしみて分かったのが、
一人にエネルギーを注ぎ込む大変さ、苦しさを体験せずに、
効率化に頼って人を集めてしまうことは、ドーピングに等しいです。
麻薬みたいなもので、本当になかなか抜け出せなくなります。

だから、僕の場合はその状態から抜け出すのに、本当に苦労しました。
その御蔭で、一対一の対話の重要性を、
最初から一人を大事にすることが「素で出来る人」よりも、
身にしみて分かっているつもりです。

特に最初のうちは、一人の人と1日5時間から10時間くらい話したりしていました。
それくらい徹底的に、1人の人に時間を注ぐようにしたのです。
(ぶっちゃけると、今でも話していて、先日は4時間話しました。)

その結果、最終的に、自動化だったり、効率化だったり、
そういった事ができるようになるのだと思います。

実は、成功者の「今のライフスタイル(現在)」と、
「そこに辿り着くまでに歩んできたプロセス(過去)」は、
意外と違う事が多いです。

そして、成功者と呼ばれている人は、
過去の大変だった時のこと、苦労話、失敗話を
ブログなり書籍なり、FBやメルマガ等でたくさん語ってくれています。

でも、ここには落とし穴があって、
多くの人がこの「プロセス」の部分をすっ飛ばして、
「苦労を乗り越えて辿り着いたところ」をそのまま真似しようとします。

だから、当然うまく行きません。
実際に失敗しないと学べない事ってたくさんあるのです。

だから、僕がクライアントに提案しているのは
「まずは一人の人と徹底的に話しましょう!」という事を伝えています。

このことは、今までからもお伝えしていると思います。
これは、オンライン、オフラインビジネス、関係ありません。
(特に、オンラインだと顔が見えないので意識したほうが良いとは思います。)

なぜなら、1人の人と向き合って全身全霊を注ぐと、
どう言ったら伝わるのか、逆にどういった事でつまずくのか、
こう言ったら響くな、このタイミングでは言わないほうがいい、とか、
そういった事が、最初は知識として積み上がってきて、徐々に体感覚として分かってきます。

僕のクライアントには、この「体感覚」を身に付けるために、
個々人のビジネスのクライアントとのやり取りを通して、
徹底的に鍛えて欲しいな、って思っています。

もし、既に一人の人と徹底的に対話することを始められているのであれば、
感覚として少しづつ感じられているのでは無いでしょうか?

それを続けることで、
その方が発信した情報に含まれる「深み」に繋がってきます。
「深み」が出ると、読んでもらった時に、相手の心の奥までスっと入っていきます。

ネット上を探せば、色々な方の成功談、失敗談が見つかりますけど、
僕の場合は、心に響いてくる体験談と、あまり心に引っかからない話があります。
これが、「深み」があるかないかの違いかな、って思うんです。

ちなみに、何故僕がこのメールに対しての、フィードバックをお願いしているのかと言えば、
誰かが悩んでいる事、解決できたことが他の方にも役に立つ、というのもありますが、
「腹から語っている声を感じてもらいたい」からです。

そうやって少しでも「深み」のある声に触れていくことで、
(深みに「浅深」の違いはありますが)
また、自分も思っている事をフィードバックという形で「アウトプット」する中で、
自然と僕のコミュニティ内に作られている集合意識に引っ張られて、
いつの間にか視点も鍛えられるし、感覚も研ぎ澄まされていくのです。

そうやって失敗、成功を繰りかえし、アウトプットを続けていく中で、
何かの分野を極めていくことになります。

何かの分野を極めた人というのは、こういう泥臭い事を徹底的にやってきたから
「深み」が滲みでるのでは無いでしょうか?

僕はスポーツが大好きなので、
プロスポーツ選手が言った名言とかもよく読むのですが、
イチロー選手の名言って、たった一言でも「深みのある」言葉に感じませんか?

これは、野球という分野を突き詰めた結果、
(膨大な量の経験、失敗成功全て含めて)
見えてきた「全てに通じる本質」を語っているからだと思います。

そして「本質」というのは、
相手の心の奥深くにまで浸透していくのです。
しかし、その「本質」にたどり着くまでには、膨大な量の体験があったからこそなのです。

だから、いくら本を一生懸命読もうが、セミナーを沢山受けようが、
「まずは1人としっかり向き合って全身全霊を注ぐ」という事ができないと、
ビジネス感は全く養われない、と僕は思っています。

ということは、僕のメルマガやブログを読んだり、
他人の成功談や失敗談を読んでいるだけでは、
「ビジネス感」はまったく培われないのです。
ビジネス感をインストールするには、自分で動くしか無いのです。

そして、こういった事って、「最初のうち」しかできません。
なぜなら、影響力が大きくなればなるほど、
一人の人に費やせる時間が物理的に少なくなってしまうというのが一つと、
助ける、応援する人が変わってくるのです。

だから、面倒臭いなぁと思うかもしれませんが、まずは1人、
という事を意識するのが良いのではないかな、と思います。

この考え方がビジネス業界に広がれば、
もっとお金の流れも良くなるし、お客さんの成長にも繋がると思うので、
僕自身これからも実践していく決意です。

みんなで、「一人を大切に」運動をしたら、
大きく社会が変わると思いませんか?

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