今日は「価値とは何か?」という話です。
僕はこの「価値」という概念を指導原理の一つとして重要だと思っています。
で、この「価値」というものをビジネスの世界に当てはめた時に考えるべきなのが、「お金に価値はあるの?」という疑問です。
単刀直入に結論から言いますが、お金そのものに価値があるわけではありません。
そもそも「価値の交換」というのが貨幣の交換の本質であって、貨幣そのものに価値があるのではない。という事です。
「お金に価値がある」と認識しているからこそ価値が生まれる、という感じでしょうか?なんとなく意味が掴めますでしょうか?
この「認識している」というところが重要です。だから、言い方を換えれば、お金の代わりのものでも「価値を認識」していればお金と交換出来るわけです。まさに、僕らがいる「情報」なんてのもその一つですね。
以前にもこの価値に関しては触れた事はありますが、僕自身ももっと「価値を生み出す人間」になりたいな、と思い、実は最近前から気になっていたカントについても学び始めました。
哲学書ってすごいとっつきにくいものかな、と思っていたのですが、予想通り自分のフィルターが慣れていないせいで、中々遅々として進みません(苦笑)、でも、それでも昔よりは楽しみながら読み進めています。
ところで、カントって知ってます?ここでは説明は省きますが、簡単に言えば、「価値ってそもそも何?」って事を提唱した人です。そのカントは「真・善・美」において価値があると提唱されています。
真 = 真理
善 = 善悪の善
美 = 美醜の美
しかし、現代に当てはめてみると、この「真」という「真理」に関しては、本当に価値があるのかな?というのが僕が思うところです。なぜなら、真理そのものに価値があると仮定すると、僕がそのままの真理を他の人に伝えてしまえば、それが価値があるという事になってしまうからです。
ネットビジネスで言えば、例えば、誰か有名な人がいて、その人の話している情報自体に価値があれば、それを僕がそのまま紹介すること自体に価値があるという事にもなってしまいます。
当然、僕がその人達と同じような境遇になれているか?と言えば、なれていないわけです。もし、情報自体に価値があるのだとすれば、僕が情報を紹介している時点でその価値に見合うものが返ってくるべきで、それなら、誰でも億万長者になってないか?というのが僕の推察です。
お金に関しても一緒だと思います。物を交換できるという「ベネフィット」があるから、お金に対して価値が見いだせるわけであって、お金というもの自体に価値は無い、という話と繋がっている部分だと思います。
最近で言えば仮想通貨なんか思いっきりこの「価値を信じているから価値がある」という理論がベースになっていますね。価値があると思われるものが買われ、無いものは廃れていく世界です。厳密に言えば、買う時点で価値があると思われているというよりか、これから価値がもっと増えていくだろう、と思われている通貨が買われています。もっと言えば、仮想通貨の技術自体が優れているから買われているというよりか、投機的に上がりそうな仮想通貨が買われているという現状があります。
ともあれ、他にも、生まれたての赤ん坊にとっては、「母乳」そのものの栄養学的ベネフィットを知る事に価値があるのではなくて、「母乳を飲んで得られるベネフィット」に対して価値があると思います。
真理の追求というのは、生活レベルの向上という意味で知識を得るという手段であるだけで、知識そのもの、情報そのものに価値があるのではない、という事かな、
と感じました。
DRMで言えば、僕らの提供している情報に「価値」を認識してもらえて、初めてお客さんにお金を支払ってもらえるわけです。要するに、お客さんとの関係性で価値は変化するって事です。だから、今まで売れていた商品が売れなくなったり、という事がありえるわけですね。
逆に言えば、Aというグループに所属している人には売れない商品でも、Bというグループに所属している人たちには人気の商品だって普通にあるわけです。なぜなら、AとBのそれぞれのグループの人たちが持っている「価値観」が違うからです。「価値観」っていうと難しそうですから、「フィルター」って言いましょうか。要は「色眼鏡」のようなものです。
カントの提唱した概念を批判するほどの思索闘争はしていないので、あまり偉そうなことは言えないとは思いますが、直感的に思った部分を一気にアウトプットさせて頂きました。
ちなみに、この話を僕のメルマガ読者さんに話したら、こういう返信が返ってきました。
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石川さん
価値観…難しいですよね。
石川さんに教えていただいて、ネットビジネスをはじめるように
いろいろ勉強できる機会を得られたのは、本当にありがたいと思っ
記事を書いたり、リサーチしたり、他の方がどうされているか、な
ものすごい速さでレスポンスが見れるので、とても楽しいです。
失礼ながら、まだ全部メールセミナーも読めてないのですが、
それでも少しづつ取り入れるようにしています。
石川さんのメールを読んでいて気づいた事ですが、
全部を’この方はこう言っているのですよ’とその方が意図するこ
自分の経験、価値観ベースで理解しないと、難しいな~と思いまし
そのぶん何度も聞いて、何度も読んで ’あ、こういうことか!’と思ったら忘れないし、
生かせると思うんですが。
氷山の一角じゃないですが、自分の経験や感じる事は
それがどれだけ深いか、本人含め誰にもわからないので、
自分で掘り起こしつつ、新たに積んでいかないと成長できないし、
成長する事を楽しいと思うか、自分をお金と言う価値観だけに換算
自分はダメだ、世間での位置づけはこんななんだと思うかなのかな
ダメなもの、できない事を探し続けるのかな~って
石川さんのメールを読んでいて思いました。
石川さんのおかげもあって、アクセスの数も増えているし、あたりキ
CSSやHTMLなど、専門知識がないので、難しいところがたく
それは、今後他の方に外注できる(?)ので、今はアフィ
コピーライティングの勉強、それに自分の癖(うまくいかないのは
勉強しています。
まだはじめて2週間なのに、ホントえらそうですよね~、すみませ
石川さんがビジネス基礎を教材にしていただいて、しかもしっかりと初心者
マニュアルを作成していただきありがとうございます!
さて、もうそろそろ息子を迎えに行って、
ジャパニーズプレイグループへ行ってきますw
メール長くなってしまってすみません。
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価値観って「物事をどう見るか?」という事とも言えると思うんですが、それにちなんで大事なのが「視野の広さ、深さ」です。そして、視野の広さ、深さにおいていちばん大事なのが、
「ズームイン、ズームアウトを自由自在に操ることが出来る脳力を身につける事」
です。
要は、細かい視点に気がつくんだけど(ズームイン)、周囲で起きている事にも意識を向けることが出来る能力です。これは僕も常に鍛えていますが、両方できるのが望ましいです。特に教える上では、抽象的な概念として話ができないと普遍的な事が教えられないし、だからといってそれに終止すると具体的事例が少なすぎて、聞いている方としては掴みどころのない話ばかりになり、実践レベルに落とし込めないという事が起きます。
実際には誰でもどちらかに偏っているものだと思うんで、自分がどちらよりか把握できていれば、それと逆の能力を身につける為の努力をすればいいかな、と僕は思っています。
個人的には、僕は行動派なのでどうしても具体的事例に寄りすぎてしまう傾向にあるので、常に自分を一歩蚊帳の外に置く感じで見る意識はしているんですが、中々難しいですね。
石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。
事業の現状や課題を10分から15分でヒアリング、その後30分から45分かけてその課題に対して「必要な設計」、さらにその設計を実行するための「アクションプラン」まで、石川が導きます。
僕の事業はいずれも伸び続けていますが、何か特別なことをしているわけではありません。
事業の原理原則に則って、当たり前の事を当たり前のように積み上げているだけです。
積み上がる事を積み上がるように設計し、途中で迷ったり悩まないようにアクションプランを計画し、あとは自分に課した約束を守り切る為に全力で行動しているので、当然の結果なのです。
何をやるのか決めて、迷わず悩まず全力でアクセルを踏めるようになった結果成果が出るべくして出る状態になる事、それがこの事業相談窓口の最大の目的です。