なぜ私は「誰を助けたいか」から事業を考えるのか
2026年5月の「活動と成長の記録」です。
今月は、私がいつも大切にしている考え方について書いてみます。
「何を売るか」より先に考えること
事業を考えるとき、多くの方は「何を売るか」「どうやって売るか」から考え始めます。それ自体は、決して間違いではありません。
ただ、私が最初に考えるのは、もう一つ手前のことです。それは、「この事業で、誰を助けたいのか」という問いです。私のMissionは、「事業は、『誰を助けたいか』から始まる。」です。この言葉は、私がこれまでの経験の中で、何度も確かめてきた答えでもあります。
迷ったときに、戻る場所
事業を続けていると、判断に迷う場面が必ず訪れます。新しい国に出店するか、今いる場所を固めるか。フランチャイズを広げるか、一度立ち止まるか。どちらにも理由があり、どちらにもリスクがあります。
そんなとき、「どちらが儲かるか」だけで決めようとすると、判断はぶれやすくなります。でも、「この判断で、誰を助けられるのか」と問い直すと、不思議と答えが見えてくることが多いのです。昨年、料理教室のフランチャイズを一度立ち止まると決めたときも、今年、オーストラリアではなくニュージーランドで再挑戦すると決めたときも、私はこの問いに戻っていました。
助けたい人がはっきりすると、言葉が変わる
「誰を助けたいか」がはっきりすると、事業の言葉も変わります。広告の文章も、サービスの説明も、採用の募集文も、「誰に向けて書くのか」が決まるからです。
美容調整マッサージサロンであれば、体の不調に悩むお客様と、家族の時間を大切にしながら自分の技術で働きたいセラピスト。家庭料理教室であれば、日本の家庭の味に触れたい海外の方と、その味を伝えたい講師の方。助けたい人が二人いることもあります。その両方に届く言葉を探すことが、私の仕事の大切な部分です。
今月の振り返り:この問いは、私自身の生き甲斐でもある
正直に言えば、「誰を助けたいか」という問いは、事業のためだけのものではありません。私自身の生き甲斐でもあります。
私はこれまで、たくさんの方に助けていただきながら、ニュージーランドで仕事をしてきました。言葉も文化も違う中で、うまくいかないことのほうが多かったと思います。それでも続けてこられたのは、誰かが手を差し伸べてくれたからです。だからこそ今度は、私が誰かの力になりたい。その想いが、事業という形になっているのだと思います。
技術や想いを持ちながら、それを活かす場所がまだない人。一人で事業を抱え、誰にも相談できずにいる経営者の方。既存の仕組みの中では、十分に支えられていない人。そうした方たちと、その方たちの価値を必要としている人をつなぐことが、私にできることです。
事業は、「誰を助けたいか」から始まる。これからも、この問いを自分の真ん中に置いて、一つひとつの判断を重ねていきます。
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