僕の今まで手がけてきたビジネスって、まずゴールを決めて、初期設定を定めたら、後はたどり着くまで一直線に進む感じでした。
このビジネスモデルが良いのは、一度仕組みが整うと、あとは事業拡大に必要な数字が伸びる行動だけに注力すれば良いので、安定感がバツグンなのです。
他の投稿でも書いたんですけど、僕の起業してからの悩みって「ビジネス作っては壊し、作っては壊し」の繰り返しで、安定感が無かったんです。
だから、成長が積み上がるビジネスモデルを作りたいと思っていたのですが、そんな時に出会ったのが、今は起業家育成に取り組まれていますが、4年で100店舗まで展開したDearsという髪質改善サロンを手がけた北原孝彦さんです。
北原さんを僕が知ったのはTwitterで、当時はアフィリエイトをされていた時でした。その後、美容師として独立してフランチャイズ展開始められていたのですが、まだ100店舗に至る前の段階でたまたまTwitterでまた見つけ、「成長が積み上がるビジネスモデル」という言葉に惹かれてTwitterやFBの投稿や講座を受講して勉強させて頂いてたんです。
その結果作ったのが今の美容矯正マッサージサロンKesae Total Balanceです。
もちろんまだまだ小さくて、2023年5月の時点でオープン予定も含めて6店舗なんですけど、ここまで拡大する事が出来たのも、北原さんの言われている「事業構築には設計が全て」という言葉の通り作っただけでここまで来れたので、感謝しかありません。
そしてここからは、主観で市場の状況を歪めて見ないで、大きな流れに逆らわず無理にバズとかも狙わずに、事業設計にあう設定を持っている人「だけ」を入れていく形でジワジワと拡大させていきたいな、と思っているところです。
さっきも言いましたけど、本当に安定していて、事業に対しては不安を抱えずに向き合う事が出来ている点はめちゃくちゃ良いんですけど、ある時から「違和感」を感じていたんです。
しばらくこの気持ちの原因が分からなかったんですけど、掘り下げ続けて見て分かったのが、調和している状態以外は全てダメ、という極端な判断を下すようになっていて、その結果ミスを今まで以上に恐れるようになっていたんです😅
要するに、今までの延長線上に拡大があるって分かっているので、その流れからズレた事が起きないようにするにはどうしたらいいか?って事ばかり考えるようになってて、自分のミスもそうだし、人のに対しても今まで以上に敏感になったり、何も起きていない時でも「全て上手くいってるかな?」というふうに気になったりするし、ちょっとトラブルが起きた時なんか、必要以上に過剰に反応するようになっていたな、って振り返った時に感じたんです。
自分の豊かさを追求して作ったのに、ビジネス自体は紙の上では成長が積み上がっていても、結局はそのビジネスを手がけている自分も成長しないと人間としての豊かさとか幸福度って上がらないんだな、というのにその時に気がついたんですね。
そういう時に、今までの僕だったら「じゃあ今の事業を壊して新しいのやるぞ!」と極端に反射的に行動してしまうところ、それは昔の経験から学んだのでやらず😆、しっかりと拡大に応じて仕組みを整えつつキープしながらも、顧問やマーケティングコンサルタントとして「他人の事業」に関わらせて頂く事で自分の成長を手に入れよう、と改めて思いました。
そこでやり取りしていく中で気がついたのが、僕自身だったらこうするな、という進め方がある程度決まっているんですけど(予定調和が好きだったから)、不確定要素をたくさん取り入れながら、幅広く時間を掛けて進んでいきたい人も結構いるんですよね。
当時の僕からしたら「そんなやり方したら絶対に積み上がんない!それじゃ目標達成できないんだけどなー」と感じる事が多くて、本当にストレスが溜まって仕方が無かったんですけど、
「いや、それ覚悟で関わらせて頂いているんちゃうの、自分?」という事にすぐに気がつきまして(忘れるの早すぎ😅)他人のビジネスへの向き合い方を散々練習させて頂きました。
その結果見えてきたのが、そうやって色々な寄り道をすればするほど、手に入れられる視点が増え、自分の物事に対しての向き合い方がドンドンユニークになっていくんですよね。
これって「勝てる戦」だけ取り組んでいるんじゃ絶対に出来なかった体験なので、自分の成長っていうのを日々感じられています。そして、いろいろな向き合い方を経験すればするほど、他人に提供できる視点が増えるので、与えられる価値が自然と増していくのも嬉しいですね。
その結果、価値が循環して、自分の手元に届く時には、智慧、人脈、お金、出会いとなったりして返ってくる、と「信頼」しています。
ここでのポイントは、
「期待」じゃなくて「信頼」
です。
どういう形であれ、自分が思っているような形じゃなくて、今の自分が「欲しい」形じゃなくても、今の自分に「必要な形」で返ってきている、と「信頼」出来るかどうかがポイントなんですよね。人生40年生きてきて、やっとこの「信頼」する意味が分かってきた気がします😅
ここを「信頼」せずに「期待」しちゃうと、
「これだけ教えたのに、なんで分からないの??」
「これだけ価値提供したんだから、これぐらいは払うべきでしょ」
みたいに思います。
自分の欲しい結果を期待する姿勢だと、その通りの結果が現れなかった時に怒りとか悔しさ、残念、という気持ちが湧き起こりそれに自分が支配されて、感情任せの反射的な行為をとってしまう事が多くなります。
なので、「期待」じゃなくて「信頼」、毎日これからも練習したいと思います。
石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。
事業の現状や課題を10分から15分でヒアリング、その後30分から45分かけてその課題に対して「必要な設計」、さらにその設計を実行するための「アクションプラン」まで、石川が導きます。
僕の事業はいずれも伸び続けていますが、何か特別なことをしているわけではありません。
事業の原理原則に則って、当たり前の事を当たり前のように積み上げているだけです。
積み上がる事を積み上がるように設計し、途中で迷ったり悩まないようにアクションプランを計画し、あとは自分に課した約束を守り切る為に全力で行動しているので、当然の結果なのです。
何をやるのか決めて、迷わず悩まず全力でアクセルを踏めるようになった結果成果が出るべくして出る状態になる事、それがこの事業相談窓口の最大の目的です。