こんにちは。石川です。
今、日本に来てクライアントと毎日会っているのですが、
本当に日本の食事は美味しいですね笑
ってもちろん、食事がメインでは無いのですが、
ご飯が美味しいと、お互いのエネルギーもグッと上がって、
話が弾むのかな、って思ったりしています。
というのは、先日一緒にビジネスをしたいと思っている方と
新宿で焼き肉を食べたんですよね。
場所はここ
http://r.gnavi.co.jp/grbw4gw90000/
実はこの方とは約3年前に、初めてメールのやり取りをして、
その後このNさんは、長所の行動力を活かしてガンガン成り上がり、
結構有名なプロモーションを裏で手掛ける人になっていくのですが、
またこの時期に新たな分岐点を迎えていて、
このタイミングでたまたま僕が日本に行くことになって、
僕の方から声をお掛けして、初めてお会いする事になりました。
この方も日本を変えていくような人物なので、
いつか紹介できればと思いますが、
なんと、5時位から話を始めて、レストランの外に出たら既に夜の10時笑
男二人でさしでしゃべり続けて5時間。
実は僕、時計を全く見ていなかったので、
普通に7時か8時くらいかなーって思っていたのですが、
スマホを見てびっくり!
ま、もちろん料理が美味しかっただけじゃなく、
話も本当に面白かったです。
中身があり、とても勉強すること盛りだくさんの、
お互いがまた会って話したいな、って思うような食事になりました。
(勝手にそう思っていますがw)
ともあれ、
そのNさんはコミュニティーを作っていきたいと思っていまして、
前回の内容に引き続き、もう少しコミュニティーについてお話しようかな、
と思います。
コミュニティーを創る上で重要な概念として
「空気感」
があります。
じゃあ、この「空気感」とは何なのか?
というのが今日のテーマです。
前からお伝えしている事ですが、
今のビジネスは、昔とは大きな違いがあります。
簡単にいえば
昔のビジネス:顕在ニーズを満たすビジネス
今のビジネス:潜在ニーズを満たすビジネス
の2つに分けられます。
顕在ニーズを満たすビジネスというのは、
何を作れば売れるのかがだいたい決まっていたビジネスです。
だから、「こういうのが欲しい!」ってのが
明確にありました。
例えば、「悩みを解決するようなビジネス」がそうです。
人の悩みというのはある程度決まっているので、
それは市場をリサーチすれば分かります。
要は、マーケットをリサーチする中で、
人が悩んでいる事が徐々に分かってきて、
そのデータを元に、解決策を作って販売する、
というのが鉄板の方法でした。
このやり方は、オンライン、オフラインに関わらず、
かなり売れました。
特にちょっと前までは、オンラインの情報ビジネスのマーケットで、
一気に突き抜ける人が出たジャンルでもあります。
ですが、今は時代が変わって、その方法が通用しません。
どういう事かと言えば、
今は、もう商品も情報も溢れかえっている時代なのです。
だから、そこら辺を見回せば、
今の顕在的な悩みを解決するものなんて、いくらでも売っています。
これが何を意味するかと言うと、
今までのようなリサーチのやり方では、
顕在ニーズは知ることが出来たとしても、
心の底から誰しもが求めているようなニーズを見つけ出す事は不可能なのです。
例えば、巷にいるコンサルタントとかで、
いまだに見込み客にこういう質問をして下さい、
っていう人がいます。
「求めているものはなんですか?」
「悩んでる事は特にありますか?」
「今までにその悩みを解決するためにお金を使った事ありますか?」
で、この方法は昔は通じました。
だって、とりあえず答えは確かに返って来るんですよ。
でもそれは、「顕在ニーズ」であって、
心の底から誰しもが求めている「潜在ニーズ」が表現された声では無いのです。
例えば、僕のこのメルマガで
「知りたい情報って何ですか?」って聞いたら、
「集客の仕方を教えて下さい!」
「ブランディングの仕方が知りたいです!」
「コミュニティーの作り方、ご教示下さい」
みたいに言われます。
でもこれって、当たり前だと思いませんか?
他にも、ダイエット系のメルマガをやってたら、
「痩せる方法が知りたいです!」
って答えが返ってくるだろうし、
英語系のメルマガをやっているなら、
「英語をマスター出来る方法を教えて下さい!」
っていう返答だろうし、
心理学系のメルマガをやってたら、
「相手の心の読み方を教えて下さい。」
「自分の心の声の聞き方が知りたいです。」
みたいな感じの答えが返ってくるに決まっているんですよ。
なぜなら、「あなたの悩みは何ですか?」
という質問が導き出しているものというのは、
今意識している悩み(顕在ニーズ)だけなのです。
でも、これには問題があって、
もし顕在ニーズを満たすことで、皆が幸せになっていれば、
今こんな世の中になっているはずが無いですよね?
ダイエットをしたい人に、
早く痩せられるダイエット法を教えて、
それで皆が出来るようになっていれば、
次から次へと新しいノウハウが出てくるわけが無いのです。
つまり、彼らが”潜在的に”求めている事は、実は違う、
というのが僕の考え方です。
じゃあ、この「潜在的に」求めている事を見抜く事が
重要だというのは分かったと思いますが、
具体的にどうやってそれを見つければいいのか?
という話ですね。
で、実は方法は簡単で、
「徹底的に一人と対話をする」
事です。
僕は今までに、何百人という人と、何度も喋って、
今回も日本に来ている間に色々な方と話をしています。
どういう生き方をしてきて、
これからどのような理想の未来に向かって行きたくて、
どのようなユニークな価値をこれから社会に貢献していきたいか?
というような話をずっと聞いています。
そうやって話を聞いている間に、
ふと気がつくことがありました。
「みな、将来への不安感、恐怖感に怯えている」
という事に。
マーケットはダイナミックに動いている。
数カ月前まで通じた集客方法が、すぐに飽和してしまう。
一つの商品だけでは飽きられてしまうので、新しい商品を次々と作らないといけない、
というプレッシャー。
商品やサービスを提供して、その人のニーズが満たされたら関係は終わる。
だから、また新規見込み客を探さないといけない。
でも、新しいお客さんを見つけるにはお金が掛かる。
しかも、今まで以上にコストが掛かるので、キャッシュフローがきつい。
これが、「空気感を感じる」という事です。
ターゲットが潜在的に何を求めているかを読む
という事がとても大事なのです。
そこで提案したのが「コミュニティーを創る」ということなんです。
このコミュニティーは、
理念に共感した人が入る形にしていて、
理想の未来に一緒に進んでいきたい人が集まれる「場」なのです。
そして、打ち出し方としては、
商品を表に出すのではなくて、
理念に共感した人がコミュニティーに「参加」してもらう形にしています。
商品を購入して頂く形を取っていても、
あくまでその商品はコミュニティーへの「参加権利」という意識で販売します。
だから、理念に共感した人、
理想の未来に一緒に歩んでいきたい人が参加しているので、
そのコミュニティーの世界観が壊れないかぎりは、
理想の未来に到達するのに役に立つものであれば、
どのようなものであろうとメンバーに提案することが出来るわけです。
もちろん、今までから存在しているものでもいいですし、
これから「こういうの欲しいな」っていう声を聞いて作ったり、
外部から招待してセミナーを開いて貰ったりするでもいいですし。
こうすることで、
今までのような「いつ売れなくなるか怖い」という恐怖心を抱えながら
ビジネスを展開するのではなくて、
もっと安定して、ずっと売れ続ける状態を創る事が出来ます。
その結果、コミュニティーが出来れば、
次から次へと稼ぎ方を変える必要が無くなります。
で、もう少しコミュニティーに関して詳しく説明すると、
コミュニティーに必要な要素として、
「自分の世界観を創る」
というのがあります。
ただ、「自分の世界観を創る」と聞いて、
そんなもの作れない、と感じてしまったかもしれませんが、
誰でも創ることが出来るものなので、安心して下さい。
要は、どれだけ小さくてもいいので、
自分の理念に共感して、
一緒になって理想の世界に歩んでいきたい人を導けるような
どちらかと言えば「ファシリテーター」的な役割を持てばいいのです。
すると、そこで作られた「場」では、
「空気感」を、自分で操る事ができる様になります。
これが、どんな商品やサービスを出しても売れる秘訣です。
僕自身、色々なクライアントさんを持っていますが、
印刷会社であったり、ソフトウェアの会社だったり、
集客代行会社や、健康食品会社など、
とにかくジャンルの幅がひろいです。
なぜ、このように異なる業種のクライアントが来るかと言えば、
「理念に共感している人が勝手に集まってきている」
からです。
そして、「自分のコミュニティーに入れば、
今のビジネスを次のステージに上げられるだけじゃなく、
日常の人生そのものもいい方向に変える事が出来る」
という思いを感じて入ってきてくれているので、
色々なサービスを提供することが出来るわけです。
例えば、最初はアドワーズ集客代行からスタートしたのが、
その後SEOもやってほしいと言われ、
さらに集客のコンサルティングまで受けて欲しいとなり、
今度はビジネス全てを見て欲しい、という事になったりもしました。
今コンサルティングをしているソフトウェアの会社にも、
ソフトウェアを表に出すのではなく、理念を表に出すことで、
その理念に共感してくれた人がソフトウェアの権利を購入してくれますが、
それはあくまで「コミュニティーへの参加権利」であって、
理念に則った商品であれば、その後も他の商品やサービスも購入してくれるようになる、
という話をしたのですが、とても驚いていました。
このような感じでコミュニティーを作ると、
一つの商品にこだわる必要は無くなり、
時代の流れに左右されないビジネスを創ることが出来ます。
長くなりましたが、この「空気感」というのはとても大事になるので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、今からクライアントに会ってきます。
ありがとうございました!
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