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義母の経験と視点の違いと親切心の勘違い

こんにちは。石川です。

今日もいつもどおり長いメールなので、
時間がある時に読んでみてください。

ちょうど週末は、10年ほど会っていない、
現在は大きな仕事をされている社長さんがニュージーランドに来るとのことで、
地元から450キロほど離れた場所に車で行ってました。

ベトナムで起業された方なんですけど、
一番印象に残っている言葉は、

「あり得ないぐらいの苦労をして一人前やな」

でした。

聞いていたら、数年前に売上が一気に下がって相当苦労されたみたいで、
その流れから、僕も出資した会社が潰れてしまった話とか、
信頼していた方からの裏切りの話をしたら、

「ゆずるも成長したな!」

って言われて、ちょっと胸に来るものがありました。

あと、これは偶然だったのですが、
うちの義母もにニュージーランドに到着したので、
そのお迎えも兼ねてでかけていました。かれこれ1ヶ月ほど滞在予定です。

実は僕は義母ととても仲が良いのですが、
(と、勝手に思っています)
だから、毎回お話する事をとても楽しみにしているんですね。

なぜなら、毎回お話する度に、本当に色々な学びがあるからなんです。
やっぱり、伊達に人生76年生きてないなー、って思います。

何が一番凄いのかって、
やはり、義母が持っているフィルター(パラダイム)、経験の量の多さです。
これは、失敗した経験も成功体験も全て含めてですね。

そのパラダイムの一片に毎回触れさせてもらって、
強い刺激を受けさせて頂いている感じです。

最近は、老人を邪魔者扱いする(税金泥棒)ような風潮もあると聞きますけど、
もちろん、価値観とか考え方とか古かったりもするのですが、
色々な苦しい状況を乗り越えてきた方からの「教訓」は、
似非コンサルタントが言うような「机上の空論」じゃないので、
本当にためになるなーって思います。

ちなみに、義母の視点、体験を聞いている時に、
僕が特に意識している点としては、

・時代が変われど変わらないことをする
・時代の変化に合わせる

この2点を、色々と話していく中で探っていってます。
もちろん、これは直接的なアドバイスとして話してくれるわけじゃないので、
色々な話をしてくれる中で、自分の頭で言われている事を体系化していく感じです。

そうすると、「違い」と「共通点」が段々浮かび上がってきます。
そして、自分の人生にも採用できるようになるんですね。

これって当然、人生を豊かにする上でも重要ですが、
ビジネスを成長させる上でも重要な考え方です。

例えば、人がたくさん入っているレストランと、
ガラガラのレストランをずっと見ていくと(定点観測)
何がちがうのか、色々な気付きがあるんですよ。

例えば、店内の照明がちがうとか、
コップに入っている水がスパークリングウォーターだとか、
メニューの数が圧倒的に少ないとか、
店内に余計な物とか箱が置いてないとか、
看板の電球が切れているとか、窓が綺麗だとか、
トイレに設置してあるトイレットペーパーが上質だとか、
本当に色々と見えてくるんですよね。

こうやって、実際に色々な状況に踏み込んで、
成功するレストランが生まれる条件ってのは何かを探す作業をすると、
いつの間にかレストランコンサルが出来るようになります。

わざわざMBAを取得しに大学院にいかないでも、
意識だけを変えて、データを集めて共通点、違いという形で体系化、ノウハウ化するだけで、
それだけで物凄い価値が生まれるわけです。

これは要するに、日常全てが学びになる。という事です。
なので、みんなドンドンこういう事をやったらいいのになーって思うんですけど、
やっぱり手間が掛かると思って動かないんですよね。

だから、うごいた人が稼げるのは当たり前なわけです。
なぜなら、他の人には無い体験(フィルター、視点)が手に入るからです。

あと、最近もお伝えしたと思いますが、
稼げる人と稼げない人の違いの一つとしてあるのが、
ビジネスをする相手の違いってのがあります。

ちなみに、稼いでいる人も稼げていない人にも共通する事として、
どういう人を相手にサービスを提供するか、という

「ブランディング」

の重要性は分かっているのです。
(ここでは、誰を応援したいか?という定義です)

ですが、具体的な「誰」の部分が真逆なのです。
というのは、稼げていない人ほど、

「自分よりも能力が低い人」

と思われる人にビジネスを教えよう、サービスを提供しようと考えます。
しかし、稼げている人というのは、

「自分よりも能力が高い人」

とビジネスを始めようと思うのです。

このお金持ちを対象にビジネスを展開するのは、
僕も色々な人に薦めています。

なぜなら、お金を持っている人の方がお金を使ってくれるから、
というのももちろんあるのですが、それ以上に、

「もっとお金を使いたいのに、使う場所が無い」

と悩んでいるからです。

大抵のお金を持っている方は、基本的な欲求が満たされていて、
自分の満足度がかなり高い状態にある方なので、
より自分が成長できる事にお金を費やしたいのです。

「こういうサービスがあれば使うのに」

というサービスを考えつくことはよくあるけれど、
実際には存在しないって事がよくあるわけです。

「でも、どうやってそういう方にアプローチしたらいいんですか?」

とよく聞かれるのですが、いくつも方法というのはあるのですが、
効果的な方法を一つ教えます。
それは、

「企画を最初から最後まで考えて直接オファーする」

という方法です。

ここで重要なのが、こちらがわが最後のゴールまで決めてしまいます。
違う角度から言うと、

「どのように価値を提供するかを相手に決めさせてはいけない」

という事です。

よく僕は「私は○○が得意なのですが、もし必要な時が来たらぜひご連絡下さいね!」
みたいなメールを受け取るのですが、親切心のつもりでしょうが、
このメールを受け取った時点での僕の気持ちは「考えるのが面倒くさい」
って思ってしまいます。

その結果、オファーしてくれた方に頼む可能性はかなり低くなります。
だから大事になってくるのが、
「オファーを出すなら、こちら側が価値の提供の仕方まで全て決める」事です。

要するに、そのオファーを手に入れる事によって得られるゴールまで、
とても具体的に明確にして伝えることです。
こうすることで、考える事によって消耗するエネルギーを、
出来る限り使わせずにすむので、受け取られやすくなります。

この部分、勘違いする人がいるのでもう一度伝えますけど、
多くの方から頂くオファーに欠けているのが
「ゴールがない」事です。

よくある勘違いしている点として、
「何でも言って下さいね!」というのが「親切心」というのは逆で、
「親切心がない」からゴールが無いのです。

「価値の提供の仕方を見込み客に委ねる」という事は、
「相手に余計なエネルギーを使わせている」事になります。
これは、親切心の逆です。

ここでの親切という意味は、
「相手に出来る限りエネルギーを使わせない」事になるので、
しっかりゴールまで企画して上げる事が「親切心」になるという事です。

値段に関しては、無料でも有料でもどちらでも良いのですが、
圧倒的な企画を無料でやれば、大きな信用を積めます。
(特に、影響力のある人やグループに何らかの貢献をするだけで、莫大な信用が積めます。)

その結果、お手伝いからメインのお仕事に発展するケースもいくらでもあります。
ということで、「信用を積む」が目的にあれば、
最初から一切見返りを求めなくなり、
それを自然と色んな人にできるようになるのです。

何も返って来なかったら、「信用がたまった」と思って、
また他の人に価値を提供し続けます。
そうしているうちに、信用がたまっていき、
色んな人から、「この人はセンスある」と思われて、勝手に噂になって、人脈も増え、
気が付いたらうまくいくのです。

多くの方の企画は、見込み客に決めさせる割合が大きすぎて、
負担になってしまいます。
「考える」というのが壁になって、
その壁をよじ登るだけで見込み客はエネルギーを使ってしまう。
それは面倒くさいから登らない、という選択肢を選んでしまうのです。

じゃあどうしたらいいか?と言えば、
「一人と徹底的に対話する」ことです。
特にオススメがステージが高い人、とか既に結果が出ている人がいいです。

そういう方たちは既にお金を稼がれているので、
お金を払いやすいという事もありますが、より影響力が強いので、
信用が貯めやすいです。
その結果、自然と紹介して頂ければ、その方の信用が自分に移って、
自分が手助け出来る人がもっと増えていきます。

ただ注意点として、「信用」の場合、
自分と相手で、やりたい事や使命に共通している部分が多いほど、
何か貢献をした時に大きな信用が返って来ます。

例えば、こんな感じでアプローチしてみてもいいですよね。
(英語講師としてアプローチする場合)

「忙しい経営者って、英語の勉強に時間を費やす余裕がありません。
しかし話す言語は、その人の打ち出している世界観を表しています。

だから例えば、いくらグローバルな会社として世界に進出しよう、
グローバルに活躍できる人材を育てようとしても、自分自身の英語が微妙なままだと、
お客さんや社員と同じ世界観を共有することが出来ません。

そういう人たちをずっと見てきて、
ずっと勿体無いと思ったのですが、今回。。。。。な企画を考えていて、」
みたいな感じで続けていきます。

なぜこのメッセージを伝えようかと思ったかと言いますと、
先日ある経営者の方からのメッセージで、

「やっぱり本気で英語を勉強しないとなって思いました。今年こそはマスターします!」

と言われていたのです。

で、おそらくこの方、「今年こそは!」って言われているので、
何度も挑戦したけど、中々習慣化出来ずに挫折しているんだと思うんです。
そういう方に魅力的な企画をオファーしたら、
金額に関わらず興味を持って頂けると思いませんか?

もちろん、この方が「英語を教えてくれる人を募集」しているわけではありません。
でも、この方に英語を教えることによって、その経営者の人生が豊かになるのであれば、
ぜひお手伝いしたいと思いませんか?

もちろん、必要ないと思われるかもしれませんが、
失うものも特に無いですし、試してみる事にとても意義があると思います。

そして、このオファーをする時に重要なのが、

「見返りを期待せずに価値を提供する」のです。

自分がサポートしている人も、他のグループに所属していた時も、
だいたい成功できる人って、素でこういう事が出来る人たちです。

例えば何かのグループに所属していたら、
何かの集まりがある度に、どこかの名産のおかしを持って行ったり、
議論した内容をまとめたノートを後からみんなに配ったり、
ミーティングする際の場所を積極的に予約したり、
その後の御飯食べるところをリサーチしたりとか、
生徒からの質問を集めて講師に送ってあげたり、
自然と素でこういう事がデキる人って、
みんなから「サポートしたい」って思われるわけです。

そこから何かが始まります。クライアント紹介して貰えたりします。

でも、期待が入ってしまうと、その気持ちがどこかで提供する際に現れてしまうので、
周囲も「この人良い人と思われたくてやってんじゃない?」という感じで、
行動以外の情報から「期待」を感じます。

ですが、最初は素で出来なくても構いません。
その代わりに、素でやっている人の価値観を「とりあえず」採用して、
実践していくところからスタートするのです。

僕の話ですが、だいぶ昔になりますが、
僕がビジネス塾に入っていた時に、そのビジネス塾のアフィリエイトで1位を取り、
その景品として「個別コンサル」を頂きました。

実はその時に驚くべきことをして頂き、
それが僕の「コンサル」の原点にもなっているのですが、
僕はその時からニュージーランドに住んでいたのですが、
なんと、日本からニュージーランドに飛行機で飛んで来てくれたのです。

最初にオファーを頂いた時も、
僕が日本に一時帰国した時にお願いします!とお伝えしたのですが、
場所はどこでも行きますよ!という姿勢でした。

これがまさに「一人を大切に」という事ですよね。

ともあれ、そのコンサルを受けている間に、
「こうした方がメンバーの学習効率は上がるよなぁ」
と自分で考えた事をお伝えしていました。
そして、勝手にその塾で導入させて頂いてました。

それがきっかけで、一緒にビジネスを始めることになったりもしています。
人生何がどこでどう転がるかわからないな、
ってのを見事に経験する出来事になったんです。

まだ中々第一歩が踏み出せない人であれば、
自分が所属しているコミュニティでもグループでも何でもいいので、
まずは、自分がお役にたてる事無いかな?
何をしたら運営者が喜ぶだろう?って考えることからスタートしてみるといいです。

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