自分との向き合い方

コアコア病とアドラー心理学

「きっとどこかに自分のコアがある筈!」

「自分は本当に心からやりたいと思える事以外はやらないんだ!」

「使命を見つけてから行動を開始しよう。」

・・・みたいな感じで、高いところを目指しながらも、結局最初の一歩すら踏み出せていない状態。

このことを僕は「コアコア病」と勝手に呼んでいます。

そういう僕自身この病におかされていた時期があります。その結果、副業でアフィリエイトを始めて実際に稼げるようになるまでに1年の月日を費やしました。

中には最初から使命を見つけてフルコミットできる方もごく稀にいますが、今まで色々な方の話を聞いた限りでは、ある程度の量をこなさないと、ほとんどの人には分からないと思っています。

最近はよく英語圏のポッドキャストを聞いているんですが、そこには各業界で有名な方がゲストとして登場します。そこで気づいた共通点が、どの人も

  • 借金を返す為
  • とりあえずお金が稼げそうだと思ったから
  • 自分の体調を改善する為に取り組んだ食生活をブログに書いていただけ
  • 生きていく為に教師になった

と言う感じで、別に使命感を最初から感じていたわけじゃない方がほぼ全てなんですよね。

僕はよく人生にはいくつかのステージがあって、まだ何も積み上がっていない段階では、とにかく出来る事全てに取り組む「足し算」の考え方で取り組みましょう、と伝えています。

この「足し算」の段階ですべき事は、「とにかく数(量)をこなす」です。

本当に自分がやりたい事なのかどうかって、やってみないと分からないし、今はつまらないと思っている事でも、後から、「実はこれが自分のやりたい事だったんだ・・・」ともとに戻って来る事は往々にしてあります。(実はずっとやってきた事がそうだった、なんて事もあります)

ところで、今書いていて思い出したことがあります。

以前に僕がコンサルティングをしていた方で、「お金があれば出来るのに。。」っていつも言われていた方がいました。この

「お金がないから行動できない」

というのは、日本でも結構話題になったアドラー心理学でいうと、「仮定法を使って逃げている」だけであり、それは成功から遠ざかる行動なんですよね。

行動できないのは、お金が無いからじゃありません。

アドラー的に言えば、行動できない理由を、お金がない事にしているんです。

行動できない本当の理由は、稼げるのかどうか分からない不安と恐怖の中で行動し続けないといけない心の痛みから避けたいという気持ちに負けているからで、言い訳して更にエネルギーを下げ続けると、本当に何もできなくなります。

ちなみに、この方の場合は「お金がない」を理由に行動できない理由を正当化していましたが、どんな人にも当てはまる事だと思います。

例えば、会社や学校で忙しい、時間が足りない、とか、家族のことで忙しくて、という物理的な理由もありますし、自分に自信がない、自分はみんなみたいにすごくない、稼ぎ方が分からない、と言ったメンタル的な理由とかも含まれます。

僕自身も見事に昔から逃げまくってきたのですが、自分の場合は「自分は普通の人と違う育ち方をした、他の人が持っているものが欠けている」という勝手に自分が作った物語を動かない、出来ない言い訳に使っていました。

ちなみに、この呪縛から逃れるまでに(今でもささやきは聞こえてきますが)、40年ほどかかりました😅

この呪縛の内容についてはまたどこかで機会を作って話しますが、ともあれ、

「じゃあ、その制約の中、いかにコミットメントを守って行動していくか?」

が課題になってきますし、それを考えていきながら、自分が行動できるように場を整えていく事で、自然と目標の達成率は上がっていく筈です。

また、日頃からそういった事を考えていけば、自分が向き合っていかないといけない身の回りに起きる事についての理解も深まり、新しい知識とか戦略、戦術を考えるのではなく、ただ向き合い方を変えるだけで、多くの人に価値を提供できるようになります。

お金がない「から」出来ないのか?

それとも、

今はお金がない「だけ」で、これから絶対に流れてくるはず!そして、お金が今は無いのにも理由が絶対にあるはず!

じゃあその為に、今何が出来るのか?

と考えるのが、未来の自分を「信頼」することです。「期待」するのではなく「信頼」するのが大事です。

「期待」は相手の出方が自分の反応に影響を及ぼす向き合い方ですが、「信頼」は自分次第でコントロール出来る「今がどんな自分であっても、可能性を開いた時の自分、未来の自分は違うんだ!」というある種の「自分の決意の表れ」なので、全て自分でコントロール出来る向き合い方です。

僕自身、こうやって未来の自分と向き合えるようになるのに時間がかかりました。実際に今でも過去の自分が未来の自分との関係を壊そうとささやいてくる事がありますが、そういう過去の自分も認めてあげるスキルも身につけたので、今は影響を受けることは減りました。

僕が顧問をしている方に教えているのは「向き合い方を変えれば仕事も親子関係も、お金の問題も、過去のトラウマも、何もかも全てを自分の人生を豊かにするツールとして見て、使いこなす事が出来るようになる」と教えています。

結果、日々生きているだけで、全てがコンテンツになっていく状態になります。

ではでは、今日はこの辺で。

数年間答えを出せなかったあなたのお悩みを、石川が60分で解決します!

石川の事業相談窓口では、お一人45分から60分の時間を設け、あなたの事業課題を石川が解決するサービスです。

事業の現状や課題を10分から15分でヒアリング、その後30分から45分かけてその課題に対して「必要な設計」、さらにその設計を実行するための「アクションプラン」まで、石川が導きます。

僕の事業はいずれも伸び続けていますが、何か特別なことをしているわけではありません。

事業の原理原則に則って、当たり前の事を当たり前のように積み上げているだけです。

積み上がる事を積み上がるように設計し、途中で迷ったり悩まないようにアクションプランを計画し、あとは自分に課した約束を守り切る為に全力で行動しているので、当然の結果なのです。

何をやるのか決めて、迷わず悩まず全力でアクセルを踏めるようになった結果成果が出るべくして出る状態になる事、それがこの事業相談窓口の最大の目的です。