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最優秀賞を貰ったサッカーの表彰式とノウハウの作り方

こんにちは。石川です。

今日は長男のサッカークラブのプライズギビングでした。
要は、シーズン終わりの表彰式みたいなものです。

今年はどうかなーって思っていたのですが、
嬉しいことに、10歳以下の最優秀賞を貰う事が出来ました。

同じチームにもう一人上手い子がいて、
その子かな〜って思っていたのですが、
試合によってムラが少なかったうちの子が選ばれました。

去年一昨年と貰えなくて、2年ぶりの賞だったので、
本人も結構嬉しかったみたいで、なかなかうるさいです笑

僕的には表彰してもらえた事も嬉しかったですけど、
それ以上に、チームの為に動いていたところを評価してくれたってのが、
実は一番うれしかったりしました。

最初は攻撃的MFだったので、試合で結構得点を決めることが出来たのですが、
そのチームの守備がとても弱くて、守備的MFに移されたのです。
(サッカーのこと知らない人は、感覚だけ掴んで下さい!)

その結果、一気にゴールの量も減ってしまっていたし、
本人もディフェンスが苦手だったので、嫌そうだったのですが、
与えられたポジションでも全力で、って励ましていたら、
チームの失点も減っていったんですね。

でも、こうやって改めて試合を見ていると、
うちの息子がやっているディフェンスって結構地味で、
みんなが攻めている時に、一人で後ろでカバーしていたり、
自分一人で攻め上がれるところを、あえてサイドにパス出して、
他の人を前に上げて、自分は後ろに下がっていたり、

ディフェンスが抜かれたら、そのカバーに入ったり、
オフェンスの数が少なかったら、前に走って行ったりと、

ラグビーで言ったらフランカーみたいな感じで、
とにかくどこにでも出現する感じでした。
(ラグビー知らない人はごめんなさい)

要は、「数字に現れない部分」だったり「みんながしない事」や、
「見えにくい部分」に貢献している事を評価してくれた、って事です。

僕自身もビジネスにおいては、
数字や物質として見えない、こういう

「目に見えない流れ」

というのは重要視しているので、
特に感じたってのもあるんだと思います。

特にビジネスを始めたばかりの人は、
どうしても「目に見える部分」ばかりに焦点が行きがちですが、
そういう時に、見えない部分(信頼)に力を入れるのって、とても大事だと思います。

僕的には、サッカーが上手くなるための「テクニック(技術的)」
な部分はもちろん大事だとは思っていますが、
取り組む姿勢(教育的)とかに関して疎かにしたくないな、という思いがあります。

正直、技術的な事ってサッカーのコーチが結構教えてくれているので、
他の視点(見えない部分)に関しては、こっちで話してあげるといいかなー、
って勝手に思っています。

だから、本人が聞いている聞いていない関わらず、
一応そのような声掛けは、するようにはしています。
(もちろん、年齢にも寄りますが)

なぜなら、どんな一言が人の人生に影響するかなんて、本当にわからないからです。

ともあれ、今週もクライアントとの打ち合わせづくしでした。
その中で、一つ質問が出たので、共有させて頂きます。
(見やすいように勝手に多少加筆、修正をさせて頂いてます)

ーーーーー
スカイプコンサルでお話しされていた
「○○○講座」をもう少し勉強して、スタートさせます。
最初は今のサービスの延長からスタートしていきます。

そこで、今まで習ったことに付け加えて、新たに独学などで本やDVDを購入し、
そこから勉強しようと思いますが、例えば本やDVDと同じ内容のものを教える場合、
著作権や指導権などは関係なく、自分のオリジナルとして、教えても問題ないでしょうか?

テキストなども 、似た内容で作成しても、問題ないでしょうか?
ーーーーー

正直、その業界内の細かい著作権や指導権の事は分からなかったので、
その部分に関してはお答えできませんでした。

ただ、僕から出来るアドバイスがあるとすれば、
それは以下になります。

「他の方が作られたDVD等のノウハウを、そのまま使って商売するのではなくて、
そこで勉強した内容を、自分の視点で解釈して、
ノウハウ化して下さい。」

教科書に書かれている内容を書き換えるだけじゃ、
Sさんのノウハウでは無いのは、お分かりかと思います。

だから、AというDVDとBという書籍から勉強したとすると、

・Sさんの視点からのAというDVDのノウハウ
・Sさんの視点からのBという書籍のノウハウ

をSさんの視点でまとめる事が大事です。
この事を「体系化」と言います。

ちなみに、体系化する時に考えて欲しいのが、
そこで語られている事が抽象世界の事なのか、
物理世界の事なのか、というのを意識しながら作ることです。

抽象世界というのは、概念として存在する世界です。
例えば、犬、猫、野菜、人間、世界、集客、循環、とかですね。

逆に物理世界というのは、現実目の前に見えるものです。
例えば、Cheeky(うちで飼っているギニーピッグの名前)、ゆずる(僕のことです)
という感じです。

この、抽象世界と物理世界を意識できるようになると、
ノウハウ化する時にとても作りやすくなります。
なぜなら、理論と具体的事例がバランス良く含まれるからです。

ちなみに、ノウハウ化するとはどういう事かと言えば、
データ(具体的事例のリスト)を抽象化する事を言います。

そして、その抽象化されたものは
「概念」とか「法則」「アルゴリズム」「ノウハウ」と言われ、
この事を「体系化」と言います。

これは、現実世界では見えないので、抽象世界の話です。

逆に、体系化された概念を元に、
各個人が肉付けして、採用して行くことを具現化(具体化)と言います。

これは、現実世界で見えるので、物理世界の話になります。

俗に「パクリ」と言われるのは、
その他人が「肉付けしたもの(物理世界)」を、
あたかもその人自身が作ったかのように打ち出すことです。

もしこれが、肉付け前の「概念」の段階(抽象世界)であれば、
問題無いわけです。なぜなら、実際に存在しているわけではないので。
(もちろん、その概念を自分が作ったわけでもないのに自分が作ったと言う事はダメですが)

具体化されたものは、
その過程で関わった方の視点を通しているので、
それをそのまま使うことは、俗にいうパクリと呼ばれるものになります。

ですが、具体化されたものを一度インプットを通して、
Sさんの視点を通して抽象化して、
その上でもう一度具体化したのであれば、
それはSさんのフィルターを通っているので大丈夫でしょう。

例えば、ディズニーランドでは、最初に入場料をとって、
その後乗り物には乗り放題になっています。
また、スパワールドでも同じような仕組みを採用しています。

この「仕組み(抽象世界)」を利用することを
「パクリ」と言って著作権訴える人がいるでしょうか?

でももしこれが、ディズニーランドに出てくるキャラクターの名前を、
そのまま使っていれば(物理世界)、それは問題になりますよね?

だから、同じ内容のものを、
あたかもオリジナルのように伝えるのは、
著作権的に違反しているのかどうかは分かりませんが、僕はオススメしません。

で、実はこうやって抽象世界の話か、物理世界の話か、
という事を考えながら書籍を読んだり、DVDから勉強することで、
自然と「アウトプット前提のインプット」が出来るようになります。

つまり、自然と誰かに伝える目的で勉強している事になる、という事です。

そうすると、自然と自分のフィルターを通そうとするので、
より学んだことが自分の中に定着しやすいですし、
人に教える(教育)をすることが出来る様になるので、
自分のビジネスに付加価値を加える事が出来るわけです。

例えば、学ぶ教材にも色々とありますが、
抽象的概念(法則、ノウハウ)を中心に説明している教材であれば、
自分のビジネスで実際に試してみないといけません。

その結果、そのノウハウが正しいかどうかが分かります。
もしそこで、実際に落とし込んで出た結果が出た場合、
概念としては正しい、と認めることが出来ます。

そうしたら、今度は他に人にもその概念(アルゴリズム、法則)を、
僕の事例を紹介しながら説明することが出来るようになります。

もし何回か試していく中で、例外が生まれれば、
それも付け加えて説明することで、僕独自のコンテンツに生まれ変わります。
この「例外」を説明することが、そのコンテンツにおいての「付加価値」になりますね。

日常生活にも役に立つコンテンツを提供していく為には、
このようにして、事例(物理世界)を集めて、
そこにある共通点や違い(抽象世界)を見つけて、
それをシェアしていく(アウトプット)事が大事になります。

これが出来るようになれば、
永遠にコンテンツ作りに困ることは無くなります。
なぜなら、世の中にはすぐに体験できない事例が山程あるからです。

だから、まずは今自分の生活している範囲内で得られるDVDやセミナー、
書籍や体験を通して、抽象化、具体化していく中で、
少しずつノウハウ(法則、アルゴリズム)をまとめてみてはいかがでしょうか?

それでは、ありがとうございました!

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