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コアコア病を予防する方法

こんにちは。石川です。

今日は、最近スカイプで色々な人と話をしている中で、
ちょっと危険だな、って思う考え方があったのでシェアしたいと思います。

それは、

「コアコア病」

です。
この名前は、他の人がどこかで使っているのを聞いて、
上手いネーミングだな〜って思って拝借させて頂きました。

この病気は要するに、

「人生を掛けて全身全霊捧げられる仕事を探しているのですが、
中々見つからないので、最初の一歩が踏み出せないんです。」

という考え方です。

自己啓発とか能力開発のセミナーとかで言われている
「コア」とか「使命」「お役目」が見つからないから、
結局一歩も踏み出せない、何にもできない、って言う人の事をここでは指しています。

そして、僕はこういう人には、

「まずは欲望に素直になって、とにかく行動して下さい」

ってお伝えしています。

要は、最初っから崇高な思いで仕事に臨みたいという姿勢は素晴らしいですが、
すぐに「これだ!」って見つかるものでもないので、
まずは自分の目の前にある山に登りましょう!という事です。

勘違いはしてほしくないのですが、
欲望に振り回されてはいけません。
じゃなくて、欲望という「モチベーション」を上手く利用して、
まずは出来ることからスタートしましょう、と言っているのです。

それと、使命を自覚した状態ってどういう感覚なのか分からなければ、
自覚した時に、自覚したのかどうかすら分からないので、
一応感覚的にはどうなるかという説明を書いておきますね。

これは、自分の過去、現在、未来の全てが、
抽象度を上げた時に1点で繋がっている、
という事に気付いた時です。

どういう事かと言いますと、
過去の自分、現在の自分、未来の自分との「一体感」
が生まれた感覚の事を言います。

あと「一体感って何?」って思うかもしれないので、
わかりやすくするために、僕のケースを例として書いておきますね。

自分の場合は、だいたい中学2年生の頃から、
意識的に自分の性格や人生に悩み始めました。
この悩みが訪れたのは、本当に突然でした。

今までとても楽しい学校生活を送っていたのに、
いきなり友達との付き合いとか、学校に行くのが苦しくなったのです。

もちろん、今から考えれば予兆は前から出ていました。
でも、それは無意識で感じているだけで、
意識レベルに上がってきたのは、その時が初めてでした。

それからです、
その悩みに付きまとわられる人生が始まったのは。

今までの人生とは全く違った、
とにかく苦行の始まりでしたね苦笑

この話を詳しくすると、ポイントがずれるので今回はしませんが、
結局その悩みを突き破れたのが30歳になってからでした。
かれこれ、15年以上の歳月が掛かりました。

その結果、みんなが青春時代を楽しく謳歌している時に、
僕はめちゃくちゃダークな時代を長く過ごしていたのです。

だから、今では本気で思ったりします。
今の意識で高校、大学に戻ってみたいって笑

ちなみにその時は、
俺みたいなやつにしか果たせない使命とかってあるんかな、
って思っていました。
(結構真面目なので、こういう事を考えていました)

で、この苦しんだ体験が、実は僕の強みだと後から気がついたんです。

なぜなら、それだけ長い間闇を突き抜けられなかったけれども、
最終的にはこの悩みの中でたくさんの「教訓」を得ることが出来て、
その結果多くの知恵に触れる事が出来たのです。

苦しんだ期間が長かった分、教訓も増えた、って事です。

これって砕けた言い方をすれば、
中々悩みを解決できない人の気持ちが、痛いほど分かるようになれたって事です。

もし僕が最初から主体的な人間だったとしたら、
中々共感しづらい部分じゃないかな、って思うんです。

ちなみに自分が悩んだ事が、僕の強みだなって気がついたのは、
本当に悩みを突き抜けてちょっと経ってからです。

実は問題を解決できてからも、

「もっと早くから主体的に動いていれば良かったー」

って最初のうちは思っていました。でも、

「逆にこれだけ悩んだからこそ、助けられる人ってのもいるんだな」

という感じで、これが自分の貢献するお役目なんだ、
と見立てられた瞬間に、
俺のこれまでの人生にも意味があったな〜って思えたんです。

これが、過去、現在、未来の一体感を感じることができた、一つの例だと思います。
そして、時は流れていくわけですから、
これからもこのような物語を僕は紡いでいくんだろうし、
皆さんも同じように独自の物語を作っていくことになるのです。

じゃあ、どうしたら過去、現在、未来の一体感を感じる状態に
たどり着けるのか?という事ですけど、
ここで一つの質問を問いかけて欲しいのです。

「どういう人を特に助けたいと思っているか?」

という事です。

例えば、僕と一緒のコミュニティーに所属している方で
以下の様な状況の人を助けたいって思っている方がいました。

「世の中で、役に立つものづくりをしている人は結構いるけれど、
集客に関しては全然疎くて、全く世界観が示せていないから、
そういう人の集客をどうしても手伝いたい!」

というような感じだったり、

「ある知り合いの会社、規模としては大きくなっているし、
会社の文化も尊敬できて、社員が誇れるような会社なので、
こういう会社が広まれば、もっと楽しく仕事が出来る人が増えていいなーって思うけど、
ネットでの集客が全然ダメで、詳しい人が全然いないので、
世界観をもっと上手く示せれば、もっと意識の高い社員が集められるから、
そのネット集客やらせてください!」

って思ってしまう、こんな感じです。

このような自覚を得るためには、
上記の質問のように、

「自分の心の思いを出来る限り掘り下げていく」

という事が必要です。

そして当然、考えているだけではダメで、
前提としてしっかり動いていく事が重要です。
ここは僕が最初に指摘したとおり、コアコア病になってはダメ、という事です。

思って考えて行動してみて、色々な反応が自分の中に生まれて、
そしてまた考えて思って行動して、の繰り返しをしていく中で、
段々と自分の欲望と本当のコアが一体になってくる時がやってくるのだと思います。

もちろん、早く使命を自覚する人もいれば、
自覚したと思っていた使命が後から変わる人もいるし、
それは人それぞれの御役目があるので、どっちが凄いとか比べるものではないです。

世の中を大きく動かしている政治家と、
田舎で農家をしているおばちゃんをどっちが凄いか?
とくらべているようなものです。

もしかしたら、
純粋にみんなに美味しいお米を食べてもらいたい
と思っている田舎のおばあちゃんのほうが、
崇高な思いで取り組んでいるかもしれません。

このケース、どっちもたまたまそういう使命があって、
その舞台に遣わされた、という風に僕は見立てています。

あともう一つ、自分が世の中に貢献できる事を探す上で、

「悩みは使命に変わる」

という考え方があります。

これは要するに、

「人生で一番苦労した事が、その人にとっての使命になりうる」

という事だと僕は解釈しています。

ということは、歳を重ねるごとに、
色々な苦労ってのを経験していくわけで、
だから当然、その人が考える使命ってのも変わるとは思いますが、
悩んでいる事は、自分が一番一生懸命に時間を費やしている事でしょうから、
そういう意味ではそのジャンルの「スペシャリスト」になるわけです。

だから、まずは自分の過去を振り返ってみて、
一番悩んでいた事ってのを掘り起こしてみる事をオススメします。

注意点として、疑問に思った事は、すぐに解決する必要はありません。
特に、使命とか自分の本当にやりたいことを探すのって、
そんな簡単に見つかりません。

そして、「問い」を持っておく事って、
気持ちは悪いのですが、実は非常に重要な事なのです。

だから、「問い」を持ったら、安易な答えで納得せず、
長い時間かけてじっくり考えて、まずは動いてみる事が大事。
(考えるだけじゃない事がポイントです)

なぜなら、問いを持っている状態というのは、
特別な磁石を持っているみたいな感じです。

そして、様々な活動を通して、
自分の特別な磁石に惹きつけられるものがあって、
そこに問に対するヒントが隠されていたりするのです。

ということで、コアコア病予防の話を今日はしましたので、
ぜひ参考にして貰えれば、と思います。

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