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ポジティブ思考というネガティブ思考

こんにちは。石川です。

先日から集客やコピーライティングと言った
技術的な話ばかりしていたので、
今日は教育的な話にちょっと触れたいと思います。

ちなみにタイトルですけど、別に言葉遊びをしているのでは無く、
本当にそう考えている事をタイトルにしてみました。

僕の場合は逆で、ネガティブ思考していてもオッケー、
要するに「心はいじらない」という事を心がけています。

この考え方って、自己啓発書とか、
稼ぐために必要な姿勢を説くネットビジネス起業家とか、
色々なカウンセラーの人、能力開発系の人の話とは真逆の見方かもしれません。

ですが、少なくとも僕は、
この考え方の方が断然生きやすいと思っています。

なぜなら、自分の心をフェイクするのではなく、
正直に生きている中で、本当の意味での自分も成長していけるからです。

最近頂いた返信の中にあったのが、

「こういうネガティブな感情を抱いていてはダメですね」

というコメントでした。

この方は、色々とやることがたくさんあるのですが、
でも中々遅々として進まず、考えが後ろ向きになっているそのまっただ中で、
僕にメールをくれたんだと思います。

このような気持ちを持つ方は確かに多いのですが、
僕的には、その気持ちに対して「ダメ」という判断をして無理矢理にでも、

「根拠はなくても、もっと「オイラなら大丈夫!!」
って自信を持たなくては!!」

という気持ちで押しつぶす必要なんて全然ないと思います。

ネガティブな気持ちを押しつぶしてまで、
ポジティブな考え方に無理やりなろうとする方が僕からすれば

「ネガティブ」

だと思います。

僕のケースに当てはめると、
不安感、孤独感、無力感、残念な気持ち、後悔、悲しい気持ち、悔しい気持ち、
エゴイスティックな感情、脱力感、無反応、無感情という感情等、
人間ですから色々出てきます。

でも、そういう俗にいう

「ネガティブ」

な気持ちを無理やりにでも蓋をして、ポジティブな側面ばかりを見ようとしても、
結局エネルギーを奪う感情というのはそれでも出てくるわけですから、
段々と心のモヤモヤが膨らんでくるわけです。

僕自身も同じ道を通ったので、
非常にその時の気持ちがよく分かります。

かつては、臭いものにはフタをしろ!!的な考えじゃないですけど、
自己啓発書的な考え方じゃないですが、
無理矢理にでも楽観主義でいようと努力をしていた時期もありました。

この方法だと、一瞬はそういうネガティブな気持ちが消えて、
なくなった感じがするのですが、
もちろん無くなるわけ無いですね。

なぜなら、その気持自体を「受け入れた」のではなく、
単に「蓋をした」だけですので、
いつかまたスルスルと顔を出します。

そうすると、

「ダメだ!またこれじゃ昔の自分に戻っちゃう。どうにかしないと!」

という焦り、不安、恐怖が出てきます。

そしてまた、無理矢理にでも蓋を閉めようとするのです。
とにかく怖いんですね。不安なんです。

そして一瞬また顔を隠して、
またしばらくしてからニョロニョロ出てくるんです。

だから、そういうマイナスの感情が沸き起こってきた時に、
どのように対処したらいいのか?
その方法をこれから説明したいと思います。

なぜなら、ビジネスを行っていく上で、
今までにない挑戦に取り組まれる方がほとんどだと思います。
そうすると、多くの方が恐怖や不安に襲われるんです。

だから、この対処法を知らないと、
本当なら行動したほうが良いときにしないで、
行動しなくても良い時にしてしまう、というような決断を下してしまいます。

もちろん結局はどのような決断をしていようが、
結果的には全て学びとして見ていく生き方をするべきなのですが、
避けられるものは避けたら良いんじゃないか、って思います。

ということで僕の場合は、蓋を閉める代わりに正面からぶつかります。
そして、その感情をまじまじと見つめてみて、
その時に起こってくる反応に目を向けます。

例えば、

「なぜ今、無力感という感情が沸き起こってきたんだろう?」
「すんごい今イライラするのはなんでだろう?」
「全く感動しなかったんだけど、なんで?」
「なんか元気になった気がするんだけど、不思議だな。なんでだろう?」
「すんごい悲しい気持ち。なんでだろう?」
「書く気が起きないなー。なんでだろう?」
「なんか同じ気持が出てくる事が多いなー。なんでだろう?」
「なんか背筋にエネルギーを感じる。どうしてだろう?」
「最近体がとてもだるい日が続くな。風邪でもないのになんでだろう?」

という感じです。

もちろん、最初に心の中で出てくる答えが合っているとは限りません。
しっくりこない事も多々ありますので、
自分の中で本当に心の底から納得いくまで考え続けます。

要するに、モヤモヤした状態を続けるという事です。
僕もそうですけど、モヤモヤしている感情が胸の辺りに残っているのって、
早く取り除きたいって思いませんか?

そういう時にやっちゃいけないのが、
「嫌だから忘れちゃおう」
です。

その理由は後から説明しますね。

ともあれ、僕の例えを紹介します。

皆さんは、顔を思い出すだけで、負の感情を感じる人っていませんか?
要は、思い出すだけでムカつく人、ってことです。

そういう気持ちって基本気持ち良くはないので、
その顔が出てきたら「怒る」という反応して、
その後すぐにその顔を頭の中から消し去ろう、
と反応するのが普通だと思います。

ただその時に、突発的に出てきた「怒りの感情」をベースに反応するだけじゃなくて、
もう一歩踏み込んで考えるんです。

どういう事かと言いますと、あたかも目の前に箱があると見立てて、
そこに今出てきた感情を入れてみるような感覚です。

例えば、自分がイライラしている時に、

「なんで俺イライラしているんだろう?」

とまずは、自分の心を見つめてみます。

ただ、最初はいくら見つめてみようとしても、
「イライラ」という感情が邪魔して、
本当の自分の気持ちが見えないことが多いです。

例えば、こういう理論武装をして、
自分のイライラしている感情を正当化しようとします。

「イライラしているのは、あいつが失礼な言葉を文句を俺に言ったからだ」
「あいつの失敗のせいで、俺はいまイライラしている」
「世の中の政治家のせいで、俺のイライラはずっと止まらない」
「あの情報商材詐欺師のお陰で、絶望感満載です。」
「あの嘘のセールスレターのせいで、僕のイライラはマックスです。」
「○○に裏切られたせいで、自分はとても今残念な気持ちです」

最初はこういう反応が出てくるのが普通です。
でも僕が伝えたいのは、ここで終わらないで欲しいという事です。

確かに、あの人の失礼な文句の言い方のせいで、
自分の気分が害されたというのは分かるような気がするのですが、
その「害された気分」が出てきている所を突き詰めると結局は

「自分の心」

なわけです。

そして、自分の心が害される時というのは得てして、
「自分の期待通りに物事がうまく行っていない」
という事がほとんどなのです。

これってもう少し抽象度を上げて考えてみると、
「支配欲があるという事を教えてくれている出来事」
という風にも捉えることが出来るわけです。

であるならば、感情をベースに自分の心を理解しようとするのではなく、
「自分の成長の為に起こるべくして起きている出来事だ」
と毎回見立てるようにする事で、色々な考えが浮かんできます。

例えば、

・意外と図星の事を言われたのかもしれない?
・相手の方が俺よりも部下のくせに、という傲慢な姿勢があるから?
・いつもは賛成しているのに、今回だけ反対したから?
・重箱の隅を突いて文句を言ってきている気がするから?
・自分に逆らうなんて、って気持ちが自分にあるから?
・文句の為だけに文句を言っている感じがするから?
・自分に束縛されたくないからなのかも?
・自分の思い通りにいかないから?

というように、色々な可能性が浮かんでくると思います。
これ実は全て体験談です笑

こうやって自分の気持ちを深掘りしていくことで、
自然と相手の気持ちにも手探りで触れていく作業をすることになるのです。

この作業を続けていくと、何かの感情が現れた際に、
「他の人が何を考えているか?」
という事を考えるようにもなります。

この考え方が実は、ビジネスで成功するにはとても重要なのです。

要するに、自分の感情を深掘りすることは、
相手の感情を深掘りする時に役に立つのです。

逆に言えば、自分の気持ちを表面的にしか分からなければ、
相手の感情の表面的な反応だけを見て、
相手の気持ちを判断してしまう、という事です。

当然ですが、相手の気持ちを100%理解することはほぼ無理です。
しかし、理解しようと「興味」を持つ事は誰にでも可能です。

今回僕がお伝えしている話というのは、
ビジネスとはかけ離れているように感じたかもしれませんが、
結局はこういう考え方を採用してみることで、
自分の気持ち、奥底で感じている心の向きに焦点を当てることが出来て、
人として大きく成長し、人生が豊かになることに繋がると思っています。

その結果として、ビジネスでもその力が活かされていく、
というのが僕の考え方です。

ビジネスであれ人生であれ失敗の連続ですから、
でもその「失敗」が全て自分の成長を促すための、

「心の栄養になる」

と本気でわかった時、とても大きな開放感、爽快感、
なんともいえない感情が出てきます。
エネルギーが心の奥底から湧いてくる感情を体験できます。

また話がさらに広がりそうなので、今回はここで止めておきますが、
ぜひこの考え方、

「心はいじらない」

という事は覚えておいて下さい。

心の中で出てきた反応に対して、それが嫌な感情であっても蓋をせずに、
しっかりと目を見開いて心の耳を澄まして、
自分のほんとうの気持ちを聞く、受け止めてあげることが大事。

と僕は思っています。

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