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自分の長所を見つけるのに役に立つ誰でも出来る方法とは?

僕が今までコンサルティングをしてきて思うことがあって、それは、ほとんどの人が

「自分の長所を分かっていない」

のです。

先日クライアントさんと会った時にも、

「いえいえ、自分に出来る事ってそれぐらいですから。。」

って言われていたのですが、「いやいや、それが出来る事が凄いんですよ!」と伝えたんですね。

これはどういう事かと言うと、

「自分が普通だと思っている事が、他の人には特別に映る」

という事です。

でも、自分で自分の事を客観的に見るのは難しいんです。
だから、自分の顔、姿勢、表情を確認するためには鏡が必要なように、
長所を見つける為には、それを映し出す鏡が必要。

僕は、幸いなのか分かりませんが、
自分自身に特別飛び抜けている能力がないので、
そのおかげで、他の人の長所がメチャクチャ見えるんですよ。

だからこそ、それを活かすことが出来るコンサルティングをしていて
皆さんの鏡になる役割があるのかなーって思っています。

じゃあ、そんな僕にとっての鏡なんですけど、
それは

「クライアントさん」

なんですね。

例えば先日もある方とのやり取りで、

・僕の普通がその方にとっての特別
・その方にとっての普通が、僕にとっての特別

という気づきを得ることが出来事があったので、
僕にとっては意外な盲点だったので、
他の方の役にも立つと思い、シェアさせて頂きますね。
(多少の加筆、修正を加えています)

このIさんは、僕と今回面談をすることになっているのですが、
最初にこのようなメッセージを下さいました。

ーーーーー
お気遣いありがとうございます。
道中は読書タイムとして丁度良いので、1~2冊読破しようかなと思っています。

というわけで質問させてください。
ブランディングや起業について、石川さんおすすめの本はありますでしょうか。
石川さんのお仕事柄洋書が多いのではと思いますが、和洋問わず良いものが
あれば、教えていただきたいです。
ーーーーー

地方から東京に来て頂けるとのことで、
その間に書籍を読んで勉強したいと思ったわけです。

で、これに対しての僕の答えが以下になります。
ーーーーー
Iさん

ブランディングや起業についてのオススメの本ですけど、
正直、僕自身そのジャンルの勉強は書籍で学んだわけではないので苦笑
ちょっと勧めることが出来ません。。。
ーーーーー

。。。。という微妙な答えをしてしまいました苦笑

でも、これで終わってしまっては申し訳ないので、
苦し紛れにお伝えした答えがこちら。

ーーーーー
僕の場合、ビジネスに関しては、
オンラインセミナーや講座を通して学んでいるので、
書籍を読む、という視点はとても新鮮でした。

そして、ほとんどの学んでいるセミナーや講座というのは、
かなり高額だったり、募集期間が限定されているので、
それもオススメすることが出来ないのです。

だからこそ、僕がそれに参加出来る立場なので、
そのコンテンツを参加できない人に伝える「お役目」があるのかな、
と思い、積極的に参加するようにしてます。

先程も言いましたが、その「お役目」を達成するにはお金が掛かります。
だから、コンサルティングフィーという形でお金を頂き、
そのお金を通して価値のある情報を貰い、
今度はその価値のある情報を皆さんにシェアしているわけです。

お金を自分の懐にしまうのではなく、
常に自分自身の成長、クライアントの成長の為に使う。
そのようなお金の使い方、循環型のお金の使い方こそが、
僕がこれからのビジネスに行って欲しい考え方であり、広めていきたい理念でもあります。

ともあれ正直、色々な書籍を読みましたが、
どの書籍も役に立つとは感じましたが、
オススメするほどか、と言われればあまり無いですね苦笑

しいて言えば、今ぱっと思い浮かんだのが、
「人を動かす」デール・カーネギーですね。

セールスをする上で重要な概念である

「自己重要感を満たす」

という事を要は言っています。

つまり、相手を否定してはいけない、
肯定しながら、相手が大事な存在なのだと伝えてあげましょう、
という事です。

ともあれ僕の場合は、あえてビジネスジャンルを選ばずに、
自分の興味のあるジャンルを読むことで、ビジネスを学んでいます。

「ん、どういう事?」

と思われたかもしれません。

ここで、質問を勝手に変えてしまって申し訳ないのですが、
「書籍の読み方」ならお伝え出来ます。

この考え方は、これからビジネスをしていく上で必須なので、
これで勘弁して頂ければと思いますw

この考え方があるのと無いのでは雲泥の差で、
この読み方が出来るようになると、
見える世界が激変するという体験ができます。

ということで、書籍の読み方をご紹介します。
その際に、絶対に意識して欲しいのが、

「自分の新しい視点を手に入れる為に読む」

という考え方です。

普通本を読む理由って、知識を得るために読む事が多いので、
人によっては内容を理解する為に、
一冊の本を読書ノートとかにわかりやすくまとめたりします。

確かに、分かりやすくまとめるだけでも価値は出ますが、
例えば、AとBという2冊を徹底的に理解して、

「Aという視点から見たBについての見解」
「Bという視点から見たAについての見解」

を意識しながら読んでみると、
自分の視点に新しい視点が追加されて、
よりユニークな視点にグレードアップしていきます。

このような形で、その視点から情報を伝えていくと、
多少はオリジナルの情報になるんじゃないかな?と。

もちろん、それはあくまで第一歩で、
継続して「本から新しい視点を作る」という意識で活動すると、

だんだん、本に限らず、映画でも、漫画でも、ゲームでも、音楽でも、
ありとあらゆる自分の行動が、
全てが「自分独自の視点を鍛えるため」という意味のある行動に思えてきます。

僕自身もそのようにして、本もゲームもスポーツも映画も文化もお茶会も、
もっと言えば、毎日起きる全ての出来事、失敗や成功から新しい視点を得て、
それらを全て混ぜて「僕独自のMe視点」を進化させ続けているわけです。

僕自身が色々なクライアントに会う理由というのもそれで、
自分の視点とは異なった人と触れ合うことで、
自分の視点に新しい視点を追加できるからです。

そうすると、自分自身の視点が広がり、
結果的に広がった視点でクライアントをサポート出来るようになる。

要は、より質の高いサポートが提供できるようになるのです。

ということで、まずは教育的な知識、
それも語学や心理学、哲学や脳科学とか、
そういったビジネスに関わりのあるジャンルであったり、
自分が興味を持っているジャンルの書籍からスタートするのはありだと思います。

そうやって、
コツコツ自分独自の視点を鍛えていく事で、
情報を発信する際にも、独自の色や味わいが出てきます。

だから間違えても、本を100冊読めばいいというわけではないのです。
それだけの書籍を読んでも、ちゃんと自分の視点を鍛えなければ、
あまり意味がありません。
(という風に僕は思っています)

。。。という考え方を紹介しましたが、
ちょっと反則気味な答え方でしたが、お役に立てば幸いです。

ありがとうございました!
ーーーーー

。。。。以上、いかがでしたか?

僕的には、頂いた質問にストレートに答えずに、
勝手に自分が伝えられる情報だけを提供したので、
ちょっとどうかなー?って思っていました。

そんな事を考えていた時に頂いた返信がこちら。
ーーーーー
石川さん
こんばんは。お忙しい中、いつもお返事有り難うございます。

> 書籍を読む、という視点はとても新鮮でした。

とのお返事いただいて、書籍を読まない、という視点は驚きでした。
確かにオンラインセミナーや講座を受講するという選択肢はあってもいいはずなのに
(金銭的、時間的な面は無視するとしてですが)
自分の頭の中にはそれがなかったことにも驚きました。

まず始めは本から情報を集め、セミナーや講座はその次
との固定観念のもとに行動している自分に気がつきました。
それが全面的に間違っているとは思いませんが、一つの手段としてではなく
絶対の手段として自分の中に落とし込まれているようです。

石川さんの視点や思考は私から見るとどれも新鮮であり斬新です。
と同時に、今まで自分が気がついていなかった面が浮かんでくるので
一文一文が見逃せません。

メッセージを読んでいてふと気がついたことが他にもあります。

一昔前に「Win-Winの関係」という言葉が頻繁に使われていたように思います。
様々なメディアでその例が示されていましたが、どれも腑に落ちないというか
モヤモヤした感じが残っていたのを覚えています。
(Winが供給側だけ、もしくは供給側>需要側のように感じていて、です)

石川さんの

「お金を自分の懐にしまうのではなく、
常に自分自身の成長、クライアントの成長の為に使う。」

という一文を見て、ああこれがWin-Winのあるべき姿だ、と納得出来ました。
過去に目にした似非Win-Winの関係はお金が循環していなかったか
循環が極端に鈍く見えたから、腑に落ちなかったのだと思います。

ついでに割と感性鋭いじゃないか、自分!と自画自賛をしておきました(笑)

> ここで、質問を勝手に変えてしまって申し訳ないのですが、
> 「書籍の読み方」ならお伝え出来ます。

申し訳ないなんてとんでもない。
書籍の読み方を伝えるほうが、おすすめの書籍を紹介するより何倍も難しいですから
本当にラッキーです。

> 「自分の新しい視点を手に入れる為に読む」

知識だけではなく、視点を手に入れる、これまでに思いも寄らなかった価値観です。
この一文に思いを馳せていたときに

「読書とは作者の追体験である」

という一節を思い出しました。

新たな視点を獲得するために追体験する、と考えればこの世の全ての書籍が
おすすめ書籍に早変わりしますね。
(質問の回答をいただけてしまいました!)

そしてその先は全ての行動が新たな視点のためとなる、そうなれば行動一つ一つに
重みが増して、ひいては自分(人生)の重みが増していく。
何だか思いを巡らすだけでもワクワクしてきますし、明日はこれをやってみるかと
前向きになれますね。

石川さんとやり取りしていると、自分の中に埋まっている知識や思考の欠片が
パズルを完成させるようにはまっていく感じがしています。
(一言一言が的確なので、逆に怖いくらいですw)

まだもやっとした感じではありますが、自分が本当にやりたいこと謂わば人生の
目的とすべきことが見え始めています。
これがはっきりと見えたとき、自分の人生がぐっと先に進む気がしています。
ーーーーー

あまりに頂いた返事が素晴らしかったので、
皆さんにもシェアさせて頂きました。

価値が高いというのはどういう事かと言うと、

「独自の視点がある」

という意味です。
要するに、他の人には無い唯一無二の視点なんですね。

あと、返信をシェアさせて頂いたついでに話しますが、
返信には「お金の循環」について触れましたが、
実は「情報の循環」も意識しています。

情報の循環というのは、
今、まさに僕がメールでシェアした返信の事です。

自分がセミナー等に参加して得られた情報を、
自分の視点を通して、自分の考え方が反映された状態で、
皆さんにシェアすることもそうですが、

他の人から得られた
その方の視点が反映されたフィードバックを提供することも、
「情報の循環」なんですね。

間違っても、
情報から得られた知識をそのまま提供することではありません。

そうじゃなくて、「Me視点」を一度通して情報を抽出して、
その後に残ったものを伝える事が重要なんです。

だからこそ、情報発信している人はゴマンといますけど、
しっかり自分のフィルターを通して伝えれば、
他の人と自然と差別化されるわけなんですね。

単なる情報だけを伝えても、
今の時代ではすぐにコピーされて終わりです。

ということは、採用できる視点をたくさん持つほど、
様々な視点から抽出出来る情報が増えて、
そこから紡ぎだされる結論が、よりユニークになっていくわけです。

もう一度お伝えしますが、
ーーーーー
僕自身もそのようにして、本もゲームもスポーツも映画も文化もお茶会も、
もっと言えば、毎日起きる全ての出来事、失敗や成功から新しい視点を得て、
それらを全て混ぜて「僕独自のMe視点」を進化させ続けているわけです。
ーーーーー

これが出来るようになると、

・高知東生の事件からは、クライアントの事を思い浮かべたり笑
(決して、そっち系をやってしまったという意味では無いです)

・歌番組からは、マーケティングの王道セオリーを復習できたり、

・英国のEU離脱からは、抽象度の移動させる能力を身につける重要性を感じたり、

という感じになります。
本当に世の中、勉強材料満載ですね!

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